由伸&宮城 オリックス初左右で防御率1、2位独占なるか 両腕ともにリーグ最多7勝

[ 2021年6月22日 05:30 ]

オリックス・山本由伸
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 【Weekly Data展望】オリックスの快進撃を支えているのが山本、宮城の両先発投手。2人ともリーグトップの7勝を挙げ、防御率も山本が1位の2・04、宮城が2位の2・06と左右両腕の健闘が目立つ。20日の楽天戦で宮城は8回無失点で7勝目を挙げた。今季、楽天戦は16イニングを無失点に抑えて2戦2勝。山本も楽天戦は2試合に先発し1勝0敗、防御率0・60と首位争いを繰り広げるライバルに対し、圧巻の投球を見せている。

 過去に同一球団の左右投手で防御率1、2位を独占したのは、10年日本ハムのダルビッシュ有、武田勝まで13度。チームでは右2人が71年山田久志、足立光宏、84年今井雄太郎、山田久志、左2人が02年金田政彦、具台晟とあったが、左右投手はない。今季の2人に球団初の期待がかかる。8月には山本23歳、宮城20歳とそろって誕生日を迎える。同一球団の左右投手の防御率1、2位で、ともに23歳シーズン以下は85年西武の工藤公康22歳、渡辺久信20歳があるだけ。36年ぶりにフレッシュな左右コンビが実現するかもしれない。

 さらに、宮城は勝率・875(7勝1敗)で現在リーグ1位。今季の最優秀勝率のタイトルは13勝以上が基準になるが、勝率1位の最年少記録は66年堀内恒夫(巨)の18歳シーズン。パでは95年平井正史(オ)まで4人いた20歳シーズンとなる。負けない投球で、宮城がリーグ最年少記録に挑む。(記録課・宮入 徹)

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