ダル 7連続など、11Kの奪三振ショー メジャー最速1500奪三振 7勝目の権利を持って降板

[ 2021年6月22日 14:02 ]

ナ・リーグ   パドレスードジャース ( 2021年6月21日    サンディエゴ )

先発したパドレス・ダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(34)は21日(日本時間22日)、サンディエゴでのドジャース戦で今季15度目の先発登板。1勝1敗のドジャースと3度目の対戦、投げ合う相手はカーショーではなく、9勝2敗の若手左腕ウリアスだった。

 パドレス打線は初回ウリアスを攻略、マチャドの3点本塁打などで4点を先制。ダルビッシュは地元ファンの「BEAT LA(ロサンゼルスをやっつけろ)」の大合唱に応え、奪三振ショーの力投。初回は3番ターナーを89・7マイル(約144・3キロ)のカットボール、4番スミスを85・2マイル(約137・1キロ)のスライダーで空振り三振。2回は5番ビーティを82・6マイル(約132.9キロ)のスライダー、6番テイラーを96・4マイル(約155・1キロ)の2シーム、7番マッキンストリーを86・6マイル(約139・3キロ)のカットボールで三者連続空振り三振に仕留めた。

 3回も8番レクスを83・6マイル(約134・5キロ)のスライダー、9番ウリアスを87・7マイル(約141・1キロ)のカットボールで連続空振り三振。しかし1番ベッツに初球96・4マイル(約155・1キロ)の2シームを中越えソロ本塁打とされ、唯一の失点となった。だが4回になっても奪三振ショーは止まらない。3番ターナーを84・7マイル(約136・2キロ)のスライダー、4番スミスを84・2マイル(約135・5キロ)のスライダーで連続空振り三振。5回は先頭のテイラーを83・7マイル(約134・7キロ)のスライダーで空振り三振。

 6回は先頭の代打スーザJrを86・7マイル(約139・5キロ)のカットボールで見逃し三振。11三振は今季3度目の2桁奪三振となり、メジャー最速となる通算1500奪三振を達成した。この日の最速は97・6マイル(約157キロ)の2シームだった。投球結果は6回を投げ、2安打1四球11奪三振、1失点。球数は99球、ストライクは67球だった。6-1、7勝目の権利を持ってマウンドを降りている。

 この日からMLB機構は投手の粘着物の不正使用を厳しく取り締まることになり、先発投手は初回のマウンドを降りる時、ダグアウト前で待つ審判に帽子とグローブをチェックされた。ダルビッシュには一切問題がなく、ピッチングでも回転率の高い直球と変化球で宿敵ドジャースを圧倒した。

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2021年6月22日のニュース