エンゼルス・大谷 “ライバル”ゲレロに並ぶキング23号 毎日が“SHO TIME”6戦6発&1勝

[ 2021年6月22日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス3-5タイガース ( 2021年6月20日    アナハイム )

<エンゼルス・タイガース>5回、23号2ランを放った大谷(AP)
Photo By AP

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が20日(日本時間21日)、タイガース戦で日米含め自身最多となる23号2ラン。最大5本差だったブルージェイズのウラジーミル・ゲレロ内野手(22)を捉え、本塁打両リーグトップに並んだ。出場が決まった球宴時の本塁打競争でも、最大のライバル候補。最近6戦で6発&1勝と異次元の二刀流が、メジャーを代表する若きスラッガーと激しい火花を散らす。

 迷いはなかった。2点を追う5回1死二塁。大谷は「父の日」仕様の水色のバットから普段使っている黒いバットに持ち替えた。

 「打てないからです」。そう笑ったが、いつもの感覚はすぐに結果となった。先発右腕マイズの低めのスライダーを拾った打球は、中堅フェンスを軽々と越えた。日本ハム時代の16年、メジャー1年目も超えるキャリアハイの23号。同点2ランに一塁を回ると右手を突き上げ、二塁を回る時には雄叫びをあげた。1、2打席目はともに空振り三振。「ちょっと立ち遅れていた」と修正して、3戦連発でメジャー通算70号に到達した。

 14日時点で最大5本差をつけられていたゲレロに並び本塁打両リーグトップに。チームは敗れたが、ジョー・マドン監督は「とてつもないことになっている。見ていて本当に楽しい」と目を丸くした。

 若きスラッガーのゲレロは本塁打王争いに加えて、球宴前日のホームランダービーの最大のライバルと目されている。19年の本塁打競争では準優勝に終わったものの、出場選手最多の91発を放った屈指のパワーヒッター。対する大谷はこの日、低めギリギリのスライダーを、両膝を折るように体を沈み込ませてバットをボールの軌道の下に入れて打球に角度をつけるなど技術も併せ持つ。左右も違い対照的な両者の対決が実現すれば、大きな注目を集めるが、レギュラーシーズンのキング争いも激しいつばぜり合いとなっている。

 ここ6試合で6発&1勝と二刀流で大暴れするが、向上心は尽きない。「最初の2打席も内容的にはあんまり良くなかった。打ち取られる打席をもっといい打席にできればもっと調子は上がる」とした。

 チーム72試合目で自己記録を更新。今季の残り試合は90試合ある。「まだ前半戦なので、もっと打てるように頑張りたい」。大谷自身も未知の領域に足を踏み入れた。(笹田 幸嗣通信員)

 《メジャー4度目3戦連発》大谷の3戦連発はメジャー4度目。18年4月3~6日、同年9月4~7日、21年5月16~18日に記録した。大谷の連続試合本塁打の最長は日本ハム時代の16年5月4~17日の「5」。その間に投手専念の先発登板が2度あった。メジャー記録は8で、93年のケン・グリフィー(マリナーズ)ら3人が記録。また、大谷の本塁打は日本人選手のメジャー通算9000安打目、秋山が9001安打目となった。

 《次回先発登板は24日》大谷の次回先発登板が23日(日本時間24日)の本拠地ジャイアンツ戦に決まった。ナ・リーグ西地区首位のジ軍戦はメジャー4年目で初登板。中5日での登板となる。17日の前回登板ではタイガース戦に投打同時出場し、6回1失点で今季3勝目を挙げた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「ドラフト」特集記事

2021年6月22日のニュース