超注目トリオ「cacao」　狙うは「キングオブコント」で日本一

キングオブコント優勝を狙うお笑いトリオ「cacao」の（左から）高橋、浦田スターク、たっぺい
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　一気に頂点へ――。勢いたっぷりなのがお笑いトリオ「cacao」だ。ツッコミ担当の浦田スターク（24）、小ボケ担当のたっぺい（26）がネタを書き、「演技者です」という高橋（26）が大ボケ担当のNSC大阪校41期生3人組。4月28日放送のフジテレビ系「ネタパレ」（金曜後11・40）の「ニュースター勝ち抜きパレード」で番組史上初の5週勝ち抜きを達成した注目株だ。

　東京には「ロバート」「東京03」「ジャングルポケット」らトリオで活躍するコント師は数多い。だが、大阪では見当たらない。そんな中、「cacao」が赤丸急上昇中。元々は高橋とたっぺいがお笑いコンビ「7ワープ」で活動。だが、思うように活躍できず、もがいていた。

　2019年の年末、イベント後のカラオケの席でたっぺいがピン芸人で活動していた浦田と同席。浦田は16年の「ハイスクール漫才」で優勝した“日本一経験者”。「NSC在学中から浦田の才能に目を付けていた」というたっぺいが声を掛けて話も弾み、20年2月にトリオ結成。高橋へは事後報告だった。

　ネタの面白さが認められ、21年1月のチャレンジバトルで優勝し、昇格・降格システムに従い、2月から上位のマンゲキ「翔」に昇格。ABEMAのお笑いコンテスト「笑ラウドネスGP」で国民投票1位となるなど、とんとん拍子で階段を駆け上がってきた。

　「賞レースで優勝したい」と浦田。「バイトを辞めたい」と高橋。27日には「道頓堀ZAZA　HOUSE」で「みゅ～じっく」を開催する。たっぺいは「みとけよ！！」と気合。もちろん、大目標は「キングオブコント」優勝だ。　（古野　公喜）

　◇「cacao」　3人ともNSC大阪校卒（41期生）。高橋（高橋裕平）は1996年（平8）11月26日生まれ、大阪市出身。阪南大卒。浦田スターク（浦田勇太）は98年（平10）10月24日生まれ、大阪府摂津市出身。神戸大休学中。たっぺい（島津竜平）は96年（平8）8月11日生まれ、大阪府柏原市出身。阪南大卒。