古舘伊知郎「大きな問題として捉えていかないと」東北道で3人死亡バス事故で指摘したのは…

古舘伊知郎アナウンサー
Photo By スポニチ

　フリーアナウンサー・古舘伊知郎（68）が17日、TBS系「ゴゴスマ～GO　GO！smile～」（月～金曜後1・55）に出演。宮城県栗原市の東北自動車道下り線でバスに大型トラックが追突した事故について言及した。

　事故は16日午後8時10分ごろ、栗原市の金成パーキングエリアと、若柳金成インターチェンジ（IC）の間で発生。バス運転手の50代の日本人女性と、乗客だったネパール国籍の男性2人が死亡。大型トラック運転手の30代の男性は頭を強く打ち、重傷を負った。県警高速隊によると、バスはエンジントラブルで路肩付近に停車。運転手と乗客40人が全員降車した後、後方付近にいた3人がトラックにはねられたとみられる。県警が身元や事故の原因を調べている。バスには運転手の女性1人、ネパール国籍の39人、バングラデシュ国籍の1人がいた。県内の日本語学校の留学生らで、岩手県一関市にあるアルバイト先に向かっていた。
　
　番組では事故の状況を交通事故鑑定人を交えて紹介した。古舘は「ちょっといいですか」とMCの石井亮次アナウンサーに呼びかけ「3人亡くなった大変な事故ですけど」と亡くなった方々を悼んだ上で「乗客全員がネパール、バングラディッシュ含めた留学生。そこに印象を残す方もいると思うので、ちょっと立ち止まるんですけど、日本は移民問題をどうするか全く進んでません」と指摘した。

　そして「外国人の労働が欲しい時に研修、実習制度いろいろ問題があります。今回の場合のように留学生の方々も留学生ビザでアルバイトをしてもらうケースもあって、どんどん採用したい日本側の会社の思惑もあります。そういう中でしっかりとした施策、政策が取れてない中で、現実はこうやって留学生の方が揃ってアルバイトに向かう実態がある。ここは大きな問題として捉えていかないと」と事故とは別に移民問題や外国人労働者の問題についても考えていくべきと述べた。