いとうあさこ 浅倉南ネタ誕生秘話 テレビ出演の契機となった「本当に感謝してる」スタッフからの言葉

[ 2023年5月17日 17:57 ]

お笑いタレント、いとうあさこ
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 お笑い芸人のいとうあさこ(52)が16日放送のテレビ朝日「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」(火曜後11・45)にゲスト出演。自虐ネタをするようになったきっかけを明かした。

 1997年、喜劇女優を目指す中、「お笑いの世界に飛び込んだら、すぐ有名になって、有名になったら、大きい演劇に呼んでもらえるかもしれない」という思いで演劇専門学校時代のお笑いコンビ「ネギねこ調査隊」を結成。それでも2003年、33歳でコンビを解散し、ピン芸人として再スタートした。

 いとうは「当時、上戸彩ちゃんの“あずみ”っていう映画が流行ってて、なんかめっちゃ斬った。“あれいいじゃん!”って、“私はあずみ!”ってショートパンツ履いて、棒を持って、人を斬っていこうと思ったんですよ。だけど、悪口が下手っていうか、コミカルに人を斬れず、ただ悪口(になってしまった)。全然面白くない。じゃあ、人の悪口はできない。人が斬れないから自分を斬ればいいかと思って。あの頃はそんなにいなかったんですよね、女性が1人で自虐をネタにしている人が。自分のことを腐す内容は五万と出てくるから、無限にネタがあると思って、“これはいいぞ!”と思って」と自虐ネタを始めるようにきっかけを明かした。

 いとうが浅倉南ネタでブレークしたのは30代後半。「南ちゃんも最初(衣装は)ジャージーで、リボンは持ってたんで、イライラするでもなく、“浅倉南40歳”みたいなことでもなかった。だけど、その当時に『笑いの金メダル』だけオーディションに何回も通してくださっていた時期があって、その時に倖田來未さんの格好をして、上手いこと言うみたいなネタで、“うまいことフラッシュ”を最後に出すっていうので、何回か出していただいていた」と回顧。「その時に“倖田來未、三十何歳”みたいなことを言ってみたんですよ。金髪のズラ被ったおばさんが出てきて“三十何歳”って言ったら笑ってくださった。その感触を胸に浅倉南を一番最初にジャージでやったのが35~6歳だったと思う。やったらウケた。“年齢言うの、良いじゃん!”ってなって。少しずつですね。本当に縁とタイミングのネタだったんですよね」と振り返った。

 それでも、浅倉南ネタができた当時はまったくオーディションにも通らなかったという。「(夏の屋外での)『爆笑レッドカーペット』のイベントがあって“南ちゃんをやりたいです!”って言ったら、“イベントなのでどうぞどうぞ”って。それでやってみたところ、大変笑っていただきまして、ウケて、凄い人数だったんですよ。何千人とか1万人くらい、屋外で」と番組の屋外イベントへの出演が契機になったと告白。イベント後に番組のスタッフから「ごめん。俺は分からなかった、この面白さが。でも、ウケるんだね」と謝罪を受けたといい、「本当に感謝してる」と明かした。

 その後、「1回、深夜に出てみよう」となったといい、「深夜でやったらやっぱりウケて、じゃあ、レッド出てみようかって。レッド出たら、また、笑っていただいて」と回顧。「自分が面白いと思ったものをやる、それでスベったら自分の責任で済むけど、そこからそういう人になってきました」と話した。

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