武田真治 フェミ男ファッションの切実な裏事情「何だかよく分かっていなかった」

[ 2022年7月5日 13:24 ]

俳優の武田真治
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 俳優・武田真治(49)が5日、フジテレビ系「ポップUP!」(月~金曜前11・45)にゲストで生出演し、90年代に人気を博した「フェミ男」ブームについて語った。

 細身の若手俳優たちが当時、レディースサイズの服など女性的なファッションを身につけて人気に。そのはしりが、武田やいしだ壱成だった。ところが、武田にとっては、やむにやまれぬ事情があってのことだったという。ジュノン・スーパーボーイ・コンテストに優勝したものの、高校生当時はまだ生活も苦しい時期。「食えないんで。(高校が)定時制で夜、給食が出るんですよ。その給食しかご飯食べられないので、やせていって」。1日1食生活で、体はやせ細っていった。

 そんな時、洋服店で働く友人ができたという。「友達の洋服屋さんの、小さいサイズの売れ残りとか着てたら、フェミ男みたいな。女性ものの小さいのを着てたら(人気に火が付いた)」と明かした。

 同世代のアンミカは「ユニセックスなイメージが出ているものの、はしりみたいな」と当時の流行を解説したが、武田自身は「でも、何だかよく分かっていなかったですね」と、キツネにつままれたような気でいたという。

 フェミ男として大人気になっても、武田の生活苦は変わらず、「だからといって、急に食べられるようになるわけでもなく。(人気で)街を歩けない、おなかすいている…不思議な時代です」と振り返っていた。

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2022年7月5日のニュース