野村昭子さん 親族約20人に見送られ家族葬 死因は熱中症「頻繁に連絡を取り合っていたのに」

[ 2022年7月5日 05:23 ]

野村昭子さん
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 TBS「渡る世間は鬼ばかり」など多くの作品で活躍した女優の野村昭子さん(享年95)の家族葬が4日、都内の斎場で営まれた。約20人が見守る中、野村さんは荼毘(だび)に付され、静かに旅立った。親族は本紙の取材に「死因は熱中症でした。頻繁に連絡を取り合っていたのに。驚いています」と語った。

 最近までタクシーに乗り、生まれ育った東京・神田の老舗おでん店に通っていたそうで「神田が大好きで、毎日のようになじみの味を求めて、95歳だけどとても元気でした」という。

 01年に夫で演出家の増見利清さんに先立たれ、一人暮らしだった野村さん。親族は「子供がいなかったので“めい、おいに見送ってもらいたい”と言っていたのでそれを守りました。遺影は、テレビに出ていた頃の写真で優しいお顔です」と明かした。棺と骨つぼには野村さんが大事にしていた眼鏡を1本ずつ入れたという。「めいやおいにも、神田でも、自宅の周りの方にも親しまれる人だった」と人柄をしのんだ。

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2022年7月5日のニュース