西川のりおがミルクボーイに「のりお・よしおを襲名しろ」「ヒールになれ」　全国ツアー会見で“のりお節”

「のりおよしお主義～漫才師の主張～2022全国ツアー」をPRする（左から）ミルクボーイ・駒場孝、上方よしお、西川のりお、ミルクボーイ・内海崇
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　芸歴50年超のお笑いコンビ「西川のりお・上方よしお」が5日、会見に臨み、10日から全国6カ所を巡る「吉本興業110周年感謝祭　のりおよしお主義～漫才師の主張～2022全国ツアー」を開催することを発表した。西川のりお（71）は「お客さんを不愉快にして、終わった後、物議を醸すツアーにしたい」と怪気炎を上げた。

　“のりお節”に会見に参加したM―1王者・ミルクボーイの・内海崇（36）、駒場孝（36）もタジタジ。「これがツアーだというのを勉強してもらいたい」とのりおが要求し、相方の上方よしお（69）も「爪痕をしっかり残すこと」と進言。内海、駒場に「将来、のりお・よしおを襲名しろ」と言いだして、2人とも苦笑いするしかなかった。

　ここから、のりおのボルテージは上がり放し。「いい人は面白くない」「ヒールになれ」「（会社に）不平不満を言え」「大物の陰口を叩け」と後輩2人に無茶なアドバイスを連発。ツアーについても「ニコニコ笑えんもんにしてやるからな」と独壇場だった。

　1980年代の漫才ブームで活躍しながら「ファンクラブはぼんちが30万。オレたちは27人だった」とよしおが不人気だったことをアピール。のりおは吉本興業幹部と激論を戦わせ、言いたい放題だったが、芸歴50年超、コンビ結成47年と芸人生活を長く続けてこられたことも「人に好かれなかったから。好かれると笑いが減る。（横山）やすし師匠、（立川）談志師匠が原点」と笑い飛ばした。

　全国ツアーは三重（7月10日）、静岡（7月24日）、大阪（8月14日）、福岡（8月28日）、東京（11月26日）、福島（来年1月21日）と6カ所を回る。各回、5、6組のゲストが出演し、漫才と歯に衣（きぬ）着せぬトークを展開。中川家、テンダラー、チュートリアル、博多華丸・大吉、矢野・兵動、和牛、見取り図らが登場する。