ゆず北川悠仁 コロナ禍の活動を回顧「人前で歌うことが悪いことだと…絶望感があった」

[ 2022年7月5日 14:18 ]

「ゆず」北川悠仁
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 フォークデュオ「ゆず」の北川悠仁(45)、岩沢厚治(45)が5日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)にゲスト出演し、新曲への思いを語った。

 ゆずは6月29日にニューアルバム「SEES」を発売。3月に発売されたアルバム「PEOPLE」から3カ月スパンでのリリースとなり、ファンから「何かがあふれ出て大変なのでは」という質問が番組に寄せられたという。

 これについて北川は「やっぱりコロナだと思います。僕がコロナになったことじゃなくて、コロナ禍の2年間が生み出した2枚ですね」と、20年から始まった新型コロナウイルス禍の影響が大きかったという。

 「やろうと思っていたアリーナツアー30本が、ぶっ飛んだわけです。ファンの皆様にも会えないのがめちゃくちゃ辛い。人前で歌うことがいけないことだと、今まで自分たちがやってきたことが真っ向から否定されてしまった。飲食店の方もそうだと思いますが…絶望感があった」と、感染防止の観点から飛沫防止のため声を出して歌えなかった苦しみに言及。しかしその反面、制作活動ははかどった。「昼くらいから(歌詞を)書き始めて、一日中、一歩も家から出なかったな、でも空がきれいだなっていう生活もあった。制作面では、コロナはもってこいの期間だった気がする」と前向きにとらえた。

 「この状況では、いろんなことをいう人がいる。でも、僕のツアーを確実に楽しみに待っていてくれる人がいる。その人たちにまず何を届けられるんだろうと。いつもゆずを待ってくれている人たちに、僕らは何ができるんだろう」と考え、誕生した2枚のアルバム。「これまでも僕らはファンとともに生きてきたけど、この状況の中で何をゆずは届けられるんだろうって。もしかしたら音楽じゃないかもしれない。ラジオでしゃべることかもしれないけど、どんな形でも、世の中を無視しても、ファンの皆様には届けなければならない」と熱弁し、6月15日に配信した新曲「君を想う」については「の2年間のファンのみなさんと僕らの日々が歌になったような曲ですね」とメッセージを込めた。

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2022年7月5日のニュース