須田慎一郎氏 岸田政権のコロナ対策は参院選意識 支持率低下恐れ、「それまでは世論の言うことを丸のみ」

[ 2022年1月29日 11:08 ]

須田慎一郎氏
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 経済ジャーナリストの須田慎一郎氏(60)が29日放送の読売テレビ「あさパラS」(土曜前9・25)に生出演。岸田政権のコロナ対策は、7月の参議院選挙を強く意識していると指摘した。

 岸田首相は28日、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者について自宅などでの待機期間を10日間から原則7日間に短縮することを発表した。これに対し、須田氏は「10日間と7日間、どう違いが出てくるのかが曖昧」と指摘。「濃厚接触者の自宅待機は将来的には0でいいんじゃないか。ただ、いきなりそこにいってしまうと問題が発生した場合に責任を負わなきゃならなくなるので小刻みでいってるということなんです」と、岸田首相の意図を推察した。

 さらに須田氏は「なぜ政府や官邸の動きが鈍いのかというと、7月の参議院選挙なんですよ」とキッパリ。「なぜ前政権の菅政権が失敗したのかというと、コロナ対策で世論の反感を買ってしまったからなんですよ。で、結果的に支持率が下がってくる」と振り返った上で、「それは岸田さんとしてはやりたくない。だからそれまでは何とか安全運転、安全運転で、世論の言うことを丸のみということになる」と語った。

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2022年1月29日のニュース