近大・佐藤 3打数無安打2四球、リーグ記録の通算13本塁打ならず

[ 2020年9月26日 16:15 ]

関西学生野球連盟令和2年度秋季リーグ戦第4節1回戦   近大7―1京大 ( 2020年9月26日    ほっと神戸 )

<京大・近大>4回1死二、三塁、井町の適時中超え二塁打で生還し、ハイタッチする佐藤(左)(撮影・平嶋 理子)
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 阪神、巨人などが今秋ドラフト1位候補に挙げる近大・佐藤輝明内野手(21=仁川学院)が「3番三塁」でスタメン出場し、3打数無安打、申告敬遠を含む2四球だった。

 4回の先頭打者として四球を選び、その後に先制のホームを踏むと、2―0の5回2死三塁からの第3打席では申告敬遠。「ルールですし(相手の)作戦なので」と打ちたい気持ちを抑えて一塁へ。直後に二盗を決めて追加点につなげるなど、勝利に貢献した。

 6回2死二塁からの第3打席では左翼方向に大飛球を放ったが、ファウルとなり、結局は空振り三振。母校の先輩・二岡智宏(現巨人3軍監督)が持つ通算13本塁打のリーグ記録に並ぶことはできず「もっと積極的に振りに行こうと思う。際どいところを見逃してしまっているというか、積極的にやりたい」と話した。

 スタンドでは阪神、巨人、中日のスカウトが視察。阪神・和田豊TA(58)は「警戒されている中での打席でも我慢して、自分からストライクゾーンを広げて打ちに行っている訳ではない。タイミングとかの問題と思う」と見極める。田中秀昌監督(63)は「厳しい攻めをされる中でも、甘い球は1球はある。それを一発で仕留める集中力を明日は見せて欲しい」と注文した。

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2020年9月26日のニュース