阪神 “代役”二遊間は踏ん張った! 小幡は適時三塁打、荒木も二盗で得点アシスト

[ 2020年9月26日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3-6ヤクルト ( 2020年9月25日    神宮 )

<ヤ・神(16)>4回1死二塁、小幡は左中間に適時三塁打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 阪神は、木浪、糸原を欠く緊急事態で、代役の二遊間コンビが必死に穴を埋めた。

 木浪に代わって「8番遊撃」で6試合ぶりに先発した小幡は2―1の4回1死二塁で高梨の外角高め直球を左中間に運ぶ適時三塁打を放った。通算9安打目で初の長打。4日の巨人戦以来、13試合ぶりの打点も挙げた。

 「つなぐ意識で打席に入りました。強気に打ちにいったことが、いい結果につながりました」

 同点となった6回2死二塁のチャンスでは3球三振に終わり8回2死一、二塁では代打を送られたが、最低限の仕事は果たした。

 糸原の代役として「2番二塁」で今季初先発した荒木も得点をアシストした。初回無死一塁からの打席では二塁へのゴロで一塁に残ると、続く糸井の3球目に二盗に成功。17年6月18日以来の盗塁を決めると2死後、サンズの中前打で先制のホームを踏んだ。

 23日のDeNA戦では代打で今季初安打を放ち、相手先発が右腕の高梨だったこともあって19年6月6日以来の先発で起用されたが4打数無安打。それでも、32歳の中堅も存在感を示した。

 糸原、木浪ともに、復帰時期は未定で、26日以降も先発起用の可能性は十分にある。チームにとってはピンチでも、両者にとってはチャンスであるのも確か。穴を埋める存在だけで終わらせるつもりはない。 (長谷川 凡記)

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