岡山学芸館、逆転劇で聖地1勝 渋野フィーバーで「岡山に風が吹いてる」浜風乗った岩端Ⅴ打

[ 2019年8月11日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権大会 第5日2回戦   岡山学芸館6―5広島商 ( 2019年8月10日    甲子園 )

<岡山学芸館・広島商>8回2死一、三塁、左越えに逆転2点適時二塁打を放った岡山学芸館・岩端(撮影・北條 貴史)
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 1―4の6回に2死からの3連打で1点。7回は1点ずつ取り合った。そして3―5の8回に安藤の三塁への適時内野安打と岩橋の左越え2点二塁打でついに逆転。2回からの8イニングをエース中川が5失点しながらの熱投で、岡山学芸館が甲子園初勝利をもぎ取った。 試合結果

 「みんな丹羽のためにという思いがあった。流れを持ってくる投球をしようと思った」

 ナインの熱い思いを代弁したのは中川だ。先発は背番号3の丹羽だったが、初回2死から水岡のライナーが顔面を直撃(記録は投ゴロ)。うずくまり、担架に乗せられてベンチへ。そのまま病院へ直行したための緊急登板だった。

 6月23日の広島商との練習試合では1―4で敗れた。帰りのバスで、遊撃を守る知念の「お前で負けたくない」の一言から車中で2時間のミーティングに発展。中川はマウンドで疲れたしぐさを見せるのをやめ、率先してグラウンド整備するようにもなった。佐藤監督から「あれがあったから精神的に安定した。本当の意味でエースになった」と信頼を置かれる存在になった。

 6回以降の逆転劇は、ゴルフの全英女子オープンで日本勢42年ぶりの海外メジャーを制覇した渋野日向子(20)ばりの追い込みだった。実はまったくのこじつけではない。岡山出身の渋野の母校・作陽で、佐藤監督は06~11年に野球部コーチ、部長を務めた。その佐藤野球のテーマが「笑顔」というのも偶然とは思えない。大会前に「(渋野の優勝で)岡山に風が吹いている」と話したが、言葉通りの劇勝に「選手たちは笑顔で最後まで諦めずやってくれた」と目尻を下げた。フィーバーにあやかるだけでは終わらない。甲子園の頂点に立って、最高の笑顔をはじけさせる。(北野 将市)

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