聖光学院 12日出陣 三原 速球攻略3ラン

[ 2019年8月11日 05:00 ]

1カ所打撃で3ランを放つ三原
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 第101回高校野球選手権大会に出場する聖光学院(福島)は10日、大阪府枚方市のパナソニックベースボールスタジアムで1カ所打撃を行った。140キロ近い速球を投げる2年生投手から三原力亞(3年)は3ランを放ち、好調をアピール。あす12日の初戦の相手、海星(長崎)には最速145キロ右腕が控えるが、攻略への準備も整った。

 振り抜いた打球はきれいな放物線を描き、左翼ポール際に吸い込まれていった。手に残る感触の良さに三原は笑顔を見せ、ダイヤモンドを悠然と回った。

 「全てのボールにフルスイングができている。体が自然に動いてくれたし、自信を持てば自分は打てる」

 海星のエースは軟投派で聖光学院は、県大会でも同様の投手とは対戦済み。だが、背番号11の江越は最速145キロを誇る快速右腕。打撃練習ではマシンを前に設定したり、最速138キロを投じる2年生を相手に速球対策を行ってきた。その2年生投手から3ランを放った三原は「速いとは感じなかった。素直に内からバットを出せてるし、真っすぐを引っ張れているのは調子が良い証拠」と状態の良さをうかがわせた。

 自慢の動体視力は4歳から小学3年まで習っていたレーシングカートで養った。数多くの大会で優勝経験のある三原は、世界選手権で3度の優勝を誇ったアイルトン・セナに憧れ、ヘルメットはセナモデルを使用した。将来の夢はF1レーサーだった。だが、震災の影響で宮城の練習場が使用できなくなり、ハンドルをバットに代えた。小学生ながら時速100キロ以上でサーキットを走り回ったため「速さ」への不安はない。「自然に目が慣れてくる。野球にもつながった」。剛腕投手にも臆することなく打席に入れる。

 あす12日の初戦に向け準備は万端。三原は「ベストなスイングをしたい。2番打者なのでつなぎ役としても仕掛けたい」と心強い。春は背番18だったが、夏に照準を合わせてきた三原。聖地でもエンジンはフルスロットルだ。(近藤 大暉)

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