サニブラウン下した天才ランナー 亡き母との約束かなえるため野球の道へ 来秋のドラフト候補に

[ 2019年8月11日 21:06 ]

中大の五十幡外野手
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 今年6月、陸上100メートルで9秒97の日本新記録を樹立したサニブラウン。9月の世界陸上でも期待される日本最速の男だが、そんな彼が中学時代に勝てなかった天才ランナーが11日放送のTBSのドキュメントバラエティー「消えた天才」(日曜後6・30)に出演。中学時代にサニブラウンを上回るタイムを出しながらも、陸上界から姿を消した理由を語った。

 その選手は、中大の野球部で活躍する五十幡亮汰外野手(3年)だ。2013年、埼玉県行田市の長野中3年生のときに、全国中学陸上選手権大会の100メートルと200メートルでサニブラウンを破り優勝。陸上選手として輝かしい実績を残した。陸上の強豪校10校以上からオファーがあったにも関わらず、佐野日大で野球部に入部した。

 その理由は、小3の時にがんで亡くなった母・恵子さんとの「プロ野球選手になる」という約束を果たすためだった。恵子さんは、一時帰宅中に死去。「何が起きているかわからなかった」と一時は野球もやめようと思ったという。だが、母が最後に残した手紙に書かれていた「夢をかなえて」の言葉。五十幡は「お母さんは自分が野球をやっている姿が好きだった。約束した夢、絶対にかなえないと」と語る。

 中学で東京神宮シニアで野球をしながら陸上部に入ったのも「野球の役に立つかもしれない」という理由からだったという。中大では、2年秋には東都大学でベストナインにも選出。一塁への到達スピードは全盛期のイチローと同じという俊足好打の選手として活躍しており、来年のドラフト候補に名前も挙がっている。

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