“ハマの真剣佑”DeNA伊藤裕季也がプロ初先発で1号!2号!!球団初の連発でサヨナラ呼んだ

[ 2019年8月11日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA5-4中日 ( 2019年8月10日    横浜 )

お立ち台で自己紹介する伊藤裕(撮影・島崎忠彦)
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 DeNAのドラフト2位、伊藤裕季也内野手(22)が10日の中日戦に「5番・二塁」でプロ初先発出場。6回にプロ1号となる左越えソロ、2点を追う8回には左越え同点2ランと2打席連続アーチを放ち、9回のサヨナラ勝ちを呼んだ。球団の新人では、プロ1号からの1試合2発は60年ぶりで、初先発試合では初の快挙。主力に故障者が出る中、新星の活躍で首位・巨人との1ゲーム差をキープした。

 救世主だ。2―4の8回無死一塁。伊藤裕はロドリゲスの内角151キロを大きなフォロースルーで左翼席に運んだ。この日2発目で同点とし、9回のサヨナラ勝ちを呼んだ。

 「気持ちよかったです。打ったときとスタンドに入ったときも歓声が凄かった。うれしかったです」

 6回は小笠原の内角直球に詰まりながらも左翼席へプロ1号を届かせていた。野球人生初という2打席連発をやってのけ「自分のスイングができた結果」と初々しく笑ったが、フルスイングの中には緻密さがあった。社会人のシダックスで野村克也氏の教え子だった立正大・坂田精二郎監督の下、配球の読みや対応力を磨いてきた。8回は普段より軽いバットを選び、短く握ってロドリゲスの剛球に負けなかった。

 宮崎が左手有鉤(ゆうこう)骨骨折となり8日にプロ初昇格。9日に途中出場でプロ初安打を含む2本の二塁打をマークし、この日初の先発出場を勝ち取った。前夜「明日(10日)は本塁打に期待している」と話したラミレス監督も「本当に打って、それどころか2本。期待以上」と大喜び。1試合2発を1号から記録するのは球団の新人では60年ぶりで、初先発試合では史上初となった。

 野球をやる限り忘れられない。3月7日の中日とのオープン戦。全力疾走を怠り懲罰交代となった。同15日に2軍落ち。自身のSNSには反省とともに「甘さをなくし、強い選手になります」と誓い、何度も見直した。「このままでは終われない。結果、プレーで返さないと」。2軍戦で結果が出なかった5月から、歩きながらの素振りを取り入れ、一日100スイング以上を課し「そこからボールの見え方や打球の感覚が変わった」と話す。

 初のお立ち台では「好きな四字熟語は“焼肉定食”です」と端正なマスクをほころばせた。首位・巨人を1ゲーム差で追うチームにニューヒーローが誕生した。(町田 利衣)

 ○…初先発となったルーキーの伊藤裕が6回にプロ初本塁打を放つと8回には2打席連続の2号2ラン。チーム新人の1試合複数本塁打は、03年9月15日ヤクルト戦の村田修一(当時横浜)以来6人目で11度目。うち、プロ1、2号でマークしたのは51年矢野純一、56年秋山登(投手)、59年桑田武に次ぎ60年ぶり4人目。初先発試合では伊藤裕が初めてだ。

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