マエケン71日ぶり8勝目「やっと寝れるわ」 球威取り戻して的絞らせず

[ 2019年8月11日 20:46 ]

ナ・リーグ   ドジャース4―0ダイヤモンドバックス ( 2019年8月10日    ロサンゼルス )

ダイヤモンドバックス戦に先発したドジャースの前田(AP)
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 ドジャースの前田健太投手(31)が10日(日本時間11日)、ダイヤモンドバックス戦に先発し7回3安打無失点、7奪三振の好投で、5月31日以来、71日ぶりの今季8勝目を挙げた。メジャー4年目で日本投手9人目の通算100試合目の先発という節目のゲームで長いトンネルを抜け出した。

 球威を取り戻した。4点リードの6回2死一塁。オールスター戦出場の主砲マルテに対し、追い込んでから直球勝負を挑んだ。内角高めの92マイル(約148キロ)で、詰まった一、二塁間のゴロに(内野シフトのため記録は三ゴロ)。アウトになるのを見届けると、前田はガッツポーズを作り、意気揚々とダグアウトに引き上げた。この試合、直球でのゴロアウトは6個。「今までだったら、たぶん意地になってチェンジアップで三振を取ろうとなっていた。三振だけじゃないアウトのとり方が大事。一つ収穫かな」。ここ数試合は三振にこだわり、追い込んだら、変化球一辺倒だったが、この日は直球を効果的に使い、相手打者に的を絞らせなかった。

 打席でも貢献した。4回1死一、三塁で、ベンチの作戦はセーフティスクイズ。三塁走者がスタートを切りやすいよう、定石通り一塁側に転がした。「コーリー(シーガー)がよく走ってくれた。サインどおりに決められてよかった。大きな一点になって自分を楽にさせることができた」と納得の表情だった。

 5月までに順調に7勝を挙げながら、6月、7月と2カ月以上勝ち星はつかず、焦りから投球フォームに原因を求めた時期もあった。「いろいろとやりすぎてぐちゃぐちゃになっていた。元に戻してちょっとずつ修正を加えて、感覚が良くなった」。

 日本人メジャー先発投手は野茂英雄の318試合を筆頭に、過去8人が3桁の大台に足を踏み入れている。その節目の100試合目で、長いトンネルを抜け出し、「やっと寝れるわ」とホッとした表情だった。(ロサンゼルス・奥田 秀樹通信員)

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