阪神・糸井 仮想ライアンから一発「いいヒントになる1本やった」

[ 2019年3月23日 06:11 ]

オープン戦   阪神2―3オリックス ( 2019年3月22日    京セラD )

<オ・神>4回、左越えに同点ソロを放つ糸井  (撮影・成瀬 徹)   
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 阪神の糸井嘉男外野手(37)が22日のオリックス戦でオープン戦1号を放った。高々と舞い上がった打球は左翼スタンドまで伸びていった。4回無死、糸井にオープン戦1号となるソロ本塁打が飛び出した。

 「いい投手からしっかりと打つことができてよかったです。もともと戦っていたメンバーだし、戦っていた球場でもあるので、京セラはいいね」

 開幕戦と同じ舞台で好投手の山岡の外角寄り真っすぐを捉えた。山岡の身長は1メートル72でヤクルトの開幕投手を務める小川は1メートル71。タイプは違うが同じ右腕。「仮想小川」撃破での開幕予行弾に「センキュー」と思わず頬を緩めた。

 進化を示す一発だった。阪神移籍2年間で33本塁打しているが、左方向は1本だけ。ライト方向からレフト方向に吹く浜風が強い甲子園で、この日の打撃ができれば本塁打量産にも期待が持てる。 

 矢野監督も「完璧やったね。打った瞬間に行ったかなという感じに見えた。甲子園は、どうしても浜風、浜風というふうな感じになるんで、ああいうバッティングは(糸井)嘉男の中で、また一ついいヒントになる1本やったかもしれない」と目を細めた。

 16年まで在籍した古巣相手にしっかりとインパクトを残し、オープン戦は9打数5安打、1本塁打、2打点で打率も・556まで上昇。初回と6回の打席では四球を選び、全3打席出塁で出塁率も・643。少ない実戦でも結果を出している。

 21日の試合後に引退会見したマリナーズ・イチローにも言及。オリックス時代のオフ期間に同じ場所で自主トレするなど面識もあった。「何回か同じ空間で練習したし、野球選手としての神様。最後は(引退)会見を最後まで見させてもらって、グッとくるものがあった」。同じ右翼を守る身として「(寂しい気持ちは)もちろんある」と正直な思いを口にした。

 春季キャンプでは「花のキャンプ」と表現し3年間で最も充実した1カ月を過ごした。その成果が早くも出たのか、打撃で新たな引き出しを見せた超人。「神様」と話すイチローに少しでも近づくためにも、歩みを止めるわけにはいかない。(長谷川 凡記)

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