松坂「もう一度投げたかった」、平成の名勝負演じ感慨深く

[ 2019年3月23日 05:30 ]

イチロー引退

99年5月16日、オリックス・イチロー(右)が、西武・松坂に3打席連続の三振を喫する
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 イチローと平成の名勝負を演じた中日・松坂は、報道陣に送付したコメントに、思いをつづった。

 「イチローさんがいたから今の僕があります。2試合とも見ていましたが試合中、試合後の姿を見て、改めて特別な存在なんだと再認識しました。できることならば、もう一度イチローさんに投げたかったです…」

 ともに日の丸を背負い06、09年のWBC連覇に貢献。「天才打者」と「平成の怪物」の初対戦は1年目の99年5月16日のオリックス戦。4度対峙(たいじ)し3打席連続三振1四球。試合後の「自信が確信に変わりました」の言葉は、あまりにも有名。日米通算170勝腕の原点だった。

 当初は取材対応を予定していたが「中途半端に話すことはできない」(球団広報)と一生懸命、時間をかけて考え抜いた。「何度も対峙(たいじ)できたこと、オールスターや日の丸を背負い同じチームでプレーできたこと、全てが特別な時間でした」とし「これからも僕の目標であることは変わりません。メールでも伝えましたが、話したいこと、聞きたいことがあるので食事に連れて行ってください」とした。

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