ロッテ・藤原が菅野を“体感”「コントロール、直球、変化球と全部すごい」

[ 2019年3月23日 20:30 ]

オープン戦   巨人―ロッテ ( 2019年3月23日    東京D )

<巨・ロ>初回無死、菅野(左)に二ゴロに打ち取られる藤原(撮影・木村 揚輔)
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 ロッテのドラフト1位・藤原(大阪桐蔭)が、セ・リーグを代表する巨人のエース・菅野を体感した。

 「コントロール、直球、変化球と全部、すごい。日本でトップクラスの投手ですし、打席に立てたことは今後にすごく、影響すると思います」

 「1番・中堅」で先発出場し、初回無死、第1打席は4球目の内角141キロに詰まり、二ゴロだった。ただ、4球連続で直球系のボールが内角にきた。「1球目は少し、動く球だったけど、それ以外は直球でした」。技量を測るような菅野のさぐりにも見えた。

 3回2死、第2打席では一転する。初球から5球連続で変化球。4、5球目の内角低めへのスライダー系の変化球をともにファウルでかわした18歳。これにはマウンドの背番号18はにやり、笑う。そして選んだ6球目は146キロの直球だった。これもファウルでしのいだ藤原だが、最後は外角いっぱいに125キロカーブを決められ、手が出ない。「難しいボールでした」と最後は見逃し三振に倒れた。

 たった2打席だったが、2人の空間は「対決」を楽しむような間が存在した。試合後、最後まで球場に残り、素振りを繰り返した藤原。球場を後にする表情は、ぞくぞくした感情がわき上がっているような笑みだった。

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