札幌第一・山田、イチのストイックぶり見習い“北の根尾”に

[ 2019年3月23日 05:30 ]

打撃練習する札幌第一の山田
Photo By スポニチ

 第91回選抜高校野球大会は23日、甲子園で開幕する。25日に山梨学院と対戦する札幌第一のキーマンは投打で主軸を担う山田翔太(2年)。野球エリートで成績オール5、スキーは1級という“北の根尾”が、尊敬するマリナーズ・イチローから学んだ教えを甲子園で実践する。

 28年前のイチローと同じ甲子園の舞台に立った。開会式のリハーサルに臨んだ札幌第一・山田は「長い歴史を感じる」と尊敬する人に思いをはせ、25日の甲子園デビューを心待ちにした。

 メジャーリーグでイチローを見て「あの体でヒット量産は凄い」と魅了された。中学に入学すると「イチロー262のメッセージ」という本を購入。感情を顔に出さないプレースタイル、野球に対するストイックな姿勢、道具を大切にする心など見習ってきた。

 イチローの教えを忠実に実行して“北の根尾”になった。エース兼4番だった札幌新琴似シニア時代は中3夏の全国大会で8強入り、道内30連勝をけん引したスーパー中学生。成績はオール5、スキー1級という経歴は昨夏まで甲子園を沸かせた大阪桐蔭の根尾(中日)をほうふつさせる。「まだ及ばないけれど、いずれあんなふうに活躍したい」と根尾の背中を追いかける。

 昨秋は主に「6番・三塁」で出場して打率・290。登板は1試合2/3回だったが、冬の間投手に専念して下半身を鍛えたことで、投打ともパワーアップした。菊池雄人監督(46)も「一番成長を感じる」と目を細める。

 今大会前最後となった22日の滝川二との練習試合では「4番・投手」で6打数4安打2打点。投げては5回2死から集中打を許したものの、立ち上がりからリズム良くゲームをつくった。山梨学院戦でも投打ともに主軸として期待される。

 イチローの引退に「50歳までやると思った」と残念がった山田。「学んだことを甲子園で出したい」。イチローイズムでチームに春初勝利を呼び込む。(石川 加奈子)

 ≪菊池監督、相手4番警戒≫監督対談で札幌第一・菊池監督が山梨学院の4番・野村健太(3年)を警戒。「1、2本打たれるかもしれない。ゲームの中で前の打者をどう抑えるか」と話した。一方の山梨学院・吉田洸二監督(49)は「(札幌第一は)打線が非常にいいチーム。クリーンアップの前に無駄な走者を出さないようにしたい」とゲームプランを語った。

続きを表示

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2019年3月23日のニュース