広島・大瀬良 無四球6回零封、初の開幕投手決定 菅野とエース対決

[ 2019年3月23日 05:30 ]

オープン戦   広島4―0ソフトバンク ( 2019年3月22日    ヤフオクD )

<ソ・広>6回無失点の大瀬良(撮影・岡田 丈靖)
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 広島・大瀬良大地投手(27)が22日のソフトバンク戦で6回を投げて開幕前最後の実戦調整を終えた。今春オープン戦5度目の登板で初の無失点。濃厚とみられていた6年目で初の開幕投手について緒方孝市監督(50)も通達したことを明かした。巨人・菅野との投げ合いが待つ29日の晴れ舞台へ準備は整った。

 大瀬良は1週間後の本番へ最高の感触を残した。柳田、デスパイネ、内川らが並ぶ強力打線に対して6回無四球無失点。濃厚とみられていた開幕投手について緒方監督は「本人には伝えている」と初めて示唆した。具体名は出なくても昨季は明言がなかった大役を事実上、認めさせた。

 昨秋の日本シリーズでも2度対戦した千賀との投げ合いで互いに譲らなかった。最速159キロの直球を中心に4回1安打無失点だった千賀に対して直球とカットボールを中心に組み立て、緩急でも翻弄(ほんろう)した。

 5回は先頭の上林、松田に連打を許し、1死から牧原の中前打で満塁を背負っても焦らなかった。「シーズン中もあることなので冷静に勝負できた」。今宮は外角のカットボールで空振り三振。続くグラシアルもカットボールで遊ゴロに仕留めて最後まで本塁を踏ませなかった。

 「真っすぐを待っているところに、(カットボールで)うまく崩せた。カーブもうまく使えたし、収穫もあった」

 過去4度の登板はすべて失点。「試しながら打たれたこともあったし、抑えにいきながら打たれたこともあった。それを分けて考えながら。焦っても仕方ないし、シーズンへの経験と考えれば収穫もあった」。見た目の結果に左右されず、明確な目的意識を持って取り組んできた。開幕前最後の実勢調整を今春初の無失点で終了。準備は整った。

 佐々岡投手コーチからも「前回からやってきていることができていた。打者も反応を見てもよかったと思う」と太鼓判を押された。「いいコンディションで迎えられると思う。チャレンジの年になる」。中6日で臨む29日の巨人との開幕戦では菅野との投げ合いが待つ。リーグ4連覇への戦いは、大瀬良の1球から始まる。
(河合 洋介)

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