球界関係者の声 イチに黒田氏「多くの人々が学んだ」

[ 2019年3月23日 05:30 ]

イチロー引退

引退会見するイチロー
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 ▼斉藤惇コミッショナー 現役最後の舞台に日本を選び、その勇姿を日本のファンの前で見せてくれたことを心より感謝いたします。今後も何らかの形で日本球界のために力を貸してほしいと願っております。28年間、お疲れさまでした。

 ▼黒田博樹氏(ヤンキース時代の同僚)イチローさんの姿勢に多くの人々、野球人が学んできたと思います。イチローさんと同じ空間、同じ時代で野球ができたことに感謝するとともにやはり寂しく思います。

 ▼楽天・石井一久GM 凄いという言葉では片付けられない選手。同い年として尊敬できる。常に人がやったことがないことをやってきたので、人生を通してそういう存在であり続けてほしい。

 ▼ソフトバンク工藤監督(名古屋電気高=現愛工大名電=の後輩に)選手として尊敬していたし、後輩として誇りに思っていた。努力、努力の積み重ねでここまできた選手だと思う。28年間、お疲れさまでした。
 ▼西武・辻監督(06年WBCで内野守備走塁コーチを務め、ともに世界一)日本を背負うという意識、リーダーシップも凄かった。私はたまたま93年に首位打者になったが、翌年からイチローが7年連続。タイトルを獲っておいて良かった、と思います。

 ▼DeNAラミレス監督 もう同じような選手は出てこないのは間違いない。自分も「外国人」としてプレーしたが、適応するのは凄く難しいこと。

 ▼楽天・平石監督 ずっと憧れていた存在。あれだけ影響力を持つ人はいない。次に何をされるのか、物凄く興味がある。野球界に力を与えていただきたい。

 ▼中日・与田監督(09年WBCで日本代表投手コーチ)もしかしたら、という気持ちと、個人的にもまだイチローの姿を見ていたいという思いがあり、複雑な気持ちになりました。

 ▼阪神・矢野監督 イチローになってみたい、イチローになって一日野球をしてみたいよな。人のやっていないことをやってきた。本当に全てが凄い。

 ▼中日・伊東ヘッドコーチ(現役時代も捕手として対戦)どこに投げても打たれる打者。配球が通用しない。敵ながらあっぱれ。寂しい気持ちもあるが、よくここまで頑張ったと思う。
 ▼ヤクルト宮本ヘッドコーチ(06年WBCでチームメート)僕も40歳を過ぎてやったけど、あれだけ走れるのは凄いなの一言。WBCの時は1回目ということで、(米国でプレーする)彼がいることで心強かった。ウオーミングアップをあそこまで全力でやる選手はいない。野球に取り組む姿勢はNo・1だった。

 ▼ヤクルト五十嵐(12年ヤンキースでチームメート)引退して寂しいと言われるのは、凄いこと。やるべきことをやって貫き通せる人。野球界に、華やかさがなくなっちゃう。

 ▼ヤクルト・バレンティン(07年から09年途中までマリナーズでチームメート)自分の国を離れてプレーする難しさはある。調整やなじむことがうまかったから活躍できたと思う。偉大なキャリアを残した。おめでとうと言いたい。

 ▼ヤクルト山田哲 小さい頃、野球選手といえばイチローさんだった。モノマネもしたし、下敷きも使っていた。打撃も守備も凄かった。

 ▼巨人・上原(イチローは)尊敬する先輩。本当に引退する人とは思っていなかった。残念です。印象に残ったシーンはルーキーだったときのオールスターでホームランを打たれたことと(09年の)WBCで優勝して一緒に喜んだこと。

 ▼巨人・阿部(09年のWBCでチームメート。会見で翌日もトレーニングすると話したイチローについて)異次元の人。凄いとしか言いようがない。

 ▼阪神・福留 初めてWBC代表に選んでもらった時(06年)に、最初のキャッチボール相手が僕だった。一つの練習でも何でも、そこに入ってくるまでの意識が違う。だからこそ、こういうプレーが当たり前にできるんだと痛感した。

 ▼阪神・藤川 (引退会見は)自宅で正座して見てました。憧れだからこそ届かない存在で。雲の上とはこのことだなと。日本人の代表として、(世界に)日本人を知らしめてくれた。自分もひきつけられた一人で、受け取り方によって印象の変わる言葉、それを探るのが好きでした。

 ▼オリックス平井投手コーチ(オリックス黄金期をともに支え)本当にスーパースターだった。ナイターの後に遅くまで練習している姿を見て、僕もやらなければと思った。(ブルーウェーブ時代の選手は全員引退となり)最後にイチローさんが脱いだことで新しい時代になったのかなと感じる。

 ▼オリックスT―岡田(毎年、短期間ながらも合同自主トレする後輩)50歳まではすると思っていたので引退にはビックリした。練習に対しての入り方、スイッチの入れ方が凄かった。練習中は話し掛けづらかった。

 ▼西武・松井2軍監督 メジャーでの対戦は7年間で交流戦での一度だけでした。日本でもいつもイチローさんの背中を見てやってきた。練習から常に見ていたけれど次元が違いすぎて…。引退は正直ビックリしました。

 ▼西武・秋山(21日の試合を東京ドームで観戦し)イチローさんと、雄星も見られて貴重な時間でした。ファンと同じ目線で見ることができた。(15年にイチローの記録を抜くシーズン216安打を放つも)イチローさんの時は130試合。記録を超えたとは自分でも思っていません。

 ▼ソフトバンク新井2軍打撃コーチ(オリックス時代に指導)この冬も彼の練習を見ていたけど、やめるなんて想像もつかなかった。一つ言うと、百分かるような感性の良さを感じさせる選手だった。

 ▼ソフトバンク内川(09年のWBCでともにプレー)バッティングの話も聞かせてもらって凄く勉強になった。ずっと憧れでした。

 ▼ロッテ吉井投手コーチ メジャーでは対戦がないけど、日本シリーズで神宮球場で大きな当たりを打たれたのは覚えている。あとは一塁のベースカバーで2回くらい追い抜かれたのを覚えてますね。少し寂しいですけど、これはおめでとう以外の何ものでもない。本当に(メジャーで)大成功したと思う。

 ▼楽天・佐藤投手テクニカルコーチ まずはごくろうさまと言いたい。「がんばろう神戸」の中、一緒に優勝できたし、自分がノーヒットノーランをした時も守っていた。メジャーでも活躍して、本当に素晴らしい。

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2019年3月23日のニュース