【大畑大介の目】光った組織的守備!世界と互角を証明

[ 2016年8月11日 05:30 ]

<ニュージーランド・日本>ニュージーランドに勝利し喜ぶ日本

リオデジャネイロ五輪ラグビー7人制・男子1次リーグC組 日本14―12ニュージーランド

(8月9日 デオドロ競技場)
 ニュージーランドは7人制も世界トップの実力を誇るが、小細工をしてこないので実は動きが読みやすい。全員がエースランナーで、基本的にはボールを持った選手が1対1で仕掛けてくる。そのアタックに対し、日本は1人目がタックルで出足を止め、2、3人目の早い寄りでボールの動きも止める組織的守備が機能していた。

 簡単に反則を犯さない規律面にも組織力が表れており、我慢強く守ってセットプレーからムーブ(サインプレー)でトライを奪う自分たちの形を出し切った。途中出場の選手が全員活躍したことも組織力の象徴だ。トライの副島、突破した坂井、サポートの豊島と、それぞれプレーに迷いが見られなかった。特に坂井と豊島は7人制を長年引っ張ってきただけにゲーム理解度が高く、「次はこう動いてくれる」という仲間との信頼関係がうかがえた。

 課題が見えたのはやはり1対1の場面。英国戦ではキックオフからのこぼれ球に1人が前へ飛び出してしまい、相手に走るコースを与えた。崩れた局面こそ、個の判断ではなく周りと連係した動きが大切だ。それでも2トライ差を追いついたのは、7人制も世界と戦う力をつけた証明だろう。(元日本代表、19年ラグビーW杯アンバサダー)

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