バレー日本女子 3連覇狙うブラジルに完敗 ミス重なり流れつかめず

[ 2016年8月11日 11:58 ]

<日本・ブラジル>第2セット、ブラジルのブロックにつかまる木村

リオデジャネイロ五輪 バレーボール女子1次リーグA組 日本0―3ブラジル

(8月10日 マラカナンジーニョ)
 リオデジャネイロ五輪バレーボール女子1次リーグが10日(日本時間11日)に行われ、世界ランキング5位の日本は同2位のブラジルと対戦。五輪3連覇を狙う開催国の前にストレート負けを喫した。

 この日は初戦から先発のセッター・宮下に代え、8日のカメルーン戦に途中出場し、活躍した田代が先発。第1セット序盤は2度の4連続得点でリードを広げるなど、立ち上がりは上々だった。しかし地元の大歓声を背に、着実にペースをつかむブラジルに対し、サーブやスパイクのミスが相次いだ日本。計4本のブロックポイントも取られ、18―25でこのセットを落とした。

 第2セットもミスが重なり、流れを引き寄せるプレーを見せることができない。高さで上回るブラジルに荒木が計3本のブロックポイントを挙げるなど食らいついたが、最後は主将・木村のサーブミスで18―25で落とした。

 第3セットはテンポよく得点を重ねるブラジルに対し、日本も粘りを見せたが最後はけがから復帰したチーム最長身1メートル96のタイーザに決められて完敗した。

 日本は6日に行われた同リーグの初戦で韓国に1―3で敗れ、2戦目となる8日のカメルーン戦ではストレート勝ちも、この日の敗北で1勝2敗とし、現在4位。決勝トーナメントには上位4か国が進む。次戦は12日(日本時間13日)にロシアと対戦する。

 ▼木村沙織の話 前後に揺さぶられたサーブと、高いブロックを抜けなかったことで自分たちのリズムがつくれなかった。ブラジルは北京、ロンドンで金メダルを取っているチーム。気持ちを出して戦おうと話して入ったけど、残念な結果になり悔しい。

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