稀勢の里 夏巡業で復帰 山稽古で汗流し「不安全くない」

[ 2016年8月11日 05:30 ]

大関・稀勢の里

 大相撲夏巡業が10日、福島市で行われ、右足関節捻挫のために休場していた大関・稀勢の里(30)が復帰した。

 朝稽古の土俵に顔を出した後、会場外に出て山稽古で汗を流した。幕内土俵入りにも参加したが、取組は行わなかった。右足首は名古屋場所中に痛め、ケガを押して出場し優勝争いを繰り広げた。7月31日から始まった夏巡業をしばらく休んだことについては「万全というか、良い状態にしたかったから。今回は体のことを最優先して考えるので。巡業前半のファンには申し訳なかった」と説明した。

 春場所から13勝、13勝、12勝と好成績を続け、秋場所(9月11日初日、両国国技館)は再び綱獲りとなる。「自分の体調と相談して、早く(取組に)戻りたい。不安は全くない」。無理に土俵には上がらず、納得のいく相撲が取れるまで焦らず調整していく。

続きを表示

2016年8月11日のニュース