消えた“天才美少女ランナー”が競技復帰へ 絹川愛さん「陸上の活動を再開することに…本当の話!」

[ 2024年4月1日 20:02 ]

2011年、陸上日本選手権最終日で標準A記録を突破して優勝した絹川愛
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 世界陸上元日本代表の絹川愛さん(34)が1日、自身のX(旧ツイッター)を更新。競技活動を再開することを明らかにした。

 22年夏以来、約1年半ぶりに投稿し「お久しぶりです!絹川愛です。今年陸上の活動を再開することになりました。どこでどんなことをするのか…随時Xでお知らせしていくつもりです。おそらく…相当びっっっくりする発表もあるかも…!?」と報告。

 4月1日の投稿だが「エイプリルじゃありません 本当の話!!これからよろしくお願いします!」とエイプリルフールは否定した。

 絹川さんは仙台育英時代に陸上界を震撼させた“天才美少女ランナー”。高校生ながら1万メートルの日本代表に選ばれ、陸上雑誌の表紙にも抜てきされた。当時は将来の五輪マラソンのメダリストとして期待されたが、五輪出場はおろか、1度もマラソンを走ることもなく、陸上の表舞台から消えた。

 2018年にテレビ番組に出演し、原因は実業団入社後の海外合宿中に侵された原因不明のウイルス感染症だったと明かした。突然の立ちくらみ、体の激痛に襲われ、日常生活もままならず、完治するまで2年を要したといい、絹川さんは涙を流しながら「マラソン以前に走ることすら難しいんじゃないかって、毎晩泣いていました」と振り返った。

 それでも、母校も甚大な被害があった東日本大震災に際し、懸命に生きる被災者の姿を見て、「自分が悩んでいることとかがくだらないって思っちゃいました。被災地の方の心の傷に比べたら全然だし、きょうも頑張らなきゃなって」と奮起。日本選手権5000メートルで優勝するまでに復活を果たした。当時は仕事をしながら、マラソンを走ることを目標にトレーニングを積んでいるとしていた。

 ともに東京五輪を目指していたコーチと突然音信不通になる不運に見舞われ、練習先やパートナーを探す投稿をしていた。

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