【数字は語る】1分45秒71 小堀の“貯金”がメダルに直結

[ 2016年8月11日 08:45 ]

競泳男子800mリレー決勝 第3泳者の小堀勇気(下)から第4泳者の松田丈志へ

リオデジャネイロ五輪・競泳 男子800メートルリレー

(8月9日)
 競泳男子800メートルリレーで日本が13大会ぶりに銅メダルを獲得。公式記録が認められる第1泳者では、萩野が日本記録でもある自己ベスト(1分45秒23)にあと0秒11と迫る1分45秒34をマークし、2位で第2泳者の江原につないだ。

 江原とアンカーの松田は同一泳者8人の中で比較すると、ともに5番目のタイムだったが、第3泳者の小堀は1分45秒71で堂々のトップタイム。50メートル、100メートル、150メートルの通過時点では米国の第3泳者ロクテより0秒03、0秒42、0秒26遅れていたものの、ラスト50メートルでスパートして1分46秒03のロクテを上回った。4位で表彰台を逃したオーストラリアの第3泳者スミスのタイムは8人中7番目の1分47秒37。小堀がつくった“貯金”がメダルに直結する結果となった。

 なお小堀の200メートル自由形での自己ベストは1分47秒01。号砲を聞いて飛び込む第1泳者と違って第2泳者以降は前の泳者がタッチするタイミングを見計らってスタートするためにタイムは速くなる。

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2016年8月11日のニュース