田代未来 涙止まらず…3度繰り返した「勝たなきゃ意味がない」

[ 2016年8月11日 05:30 ]

3位決定戦で敗れ涙する田代
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リオデジャネイロ五輪柔道・女子63キロ級

(8月9日 カリオカアリーナ)
 「勝たなきゃ意味がない」。3位決定戦の畳を下りてあふれ出した涙はミックスゾーンでも止まらず、田代は3度その言葉を繰り返した。

 五輪の舞台でも大きな壁を越えられなかった。準決勝は大会前から予想された通りに14年世界女王アグベニェヌ(フランス)との対戦だった。過去5戦全敗の天敵。組み手争いでは優位に立つ場面もあったが、警戒するあまりに踏み込めない。「後悔しても遅いけど、もう一つ仕掛けられなかった」。

 残り39秒、奥襟を持たれて不用意に後ずさり。場外に出て指導を受けて敗れ、3位決定戦もジェルビ(イスラエル)に屈した。女子代表の南條充寿監督は「奥襟を持たれると無意識に場外に行ってしまう癖がある。毎回厳しく言ってきたが、最後にボロが出た」と残念がった。

 高校時代は自主的に始めた早朝の校舎外周ランニングを3年間やり抜き、円形脱毛症になるほどのストレスだった左膝の2度の手術も乗り越えた努力家。「本当に大きく感じていて怖かった」という五輪の舞台で、「ただただ弱かった」と自分の力の無さを恨んだ。

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