辛坊治郎氏 岸田首相の「国民の責任」発言を「われわれ」修正に「何が一番驚いたかというと…」

[ 2022年12月15日 17:57 ]

辛坊治郎
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 キャスターの辛坊治郎氏(66)が15日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演。岸田文雄首相が防衛費増額の財源の一部を増税でまかなう方針を示したことに言及した。

 岸田首相は13日、防衛費増額の財源の一部を増税でまかなう方針を強調した際に「今を生きる国民の責任」と表現。自民党は14日にこの表現を「今を生きるわれわれの責任」だったと修正した。政府関係者によると、事前に用意した発言案には「国民」と記されていたが、首相が上から目線だとして実際には「われわれ」に言い換えたという。政府は、防衛力強化に向け、27年度以降に必要となる毎年度約4兆円の追加財源のうち1兆円強を増税でまかなう方針で、財源として法人税、たばこ税の増税と復興特別所得税の転用を検討している。

 辛坊氏は「今を生きる国民の責任」という文言について「ネット民が食いついてネット上では火が付いてたんですか?ネット上でそういうのを知らない人には何を言ってるかさっぱり分からないと思います」とインターネット上で盛り上がったとした。

 そして今回、発言の修正に至った経緯として「公式の記者会見とかそういうところじゃないんですよ。自民党の役員会での発言を“今回の役員会で総理大臣はこんなこと言いました”っていう記者向けのレクをした人が、あらかじめ用意していた原稿が『今を生きる国民の責任』って書いてたから、そう言いましたって」と説明。「だけど岸田さん自身はそれを読み上げる時にちょっとこれ、『国民の責任』っていうのは刺激的だから、『今を生きる我々の責任』って自分は言い換えたんだけど、予定稿がそのまま出ちゃったので、ネット上で盛り上がったのはあくまでも予定稿上の文言で、俺はそんなこと言ってないんで、訂正しろって話になって訂正されたと思う」と推察した。

 その上で「何が一番驚いたかというと、自民党の役員会での総理の発言に原稿があるのが、すごいびっくりした。そんなことまで原稿で決まってて基本、原稿読み上げるだけか?」と語り「自民党の役員会で総理大臣が喋るのに“総理、今日はこれです”って、こんなことまで原稿で決まってるんだっていうのがね、衝撃でしたね。何より衝撃」と乾いた笑い声を出していた。

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2022年12月15日のニュース