デビュー50周年のユーミンの“使命”「世のため、人のために音楽やるのも悪くないな」

[ 2022年12月15日 23:03 ]

松任谷由実(2017年撮影)
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 シンガー・ソングライターの松任谷由実(68)が15日放送のNHK「NHK MUSIC SPECIAL 松任谷由実~私と荒井由実の50年~」に出演。絶頂期での戸惑いやデビュー50周年を迎えた今の思いを語った。

 70、80年代とヒット曲を連発したユーミン。90年に発表されたアルバム「天国のドア」は197万枚を超す大ヒットを記録し、歌い続けるうちにいつの間にか時代のシンボルになった。しかし本人は大きな戸惑いがあったという。「風圧は感じましたよ。売れていくってことで。自分のファンじゃない人たち、世界、社会を巻き込んでいってることで、下に引っ張ろうとする力みたいなものは感じましたけどね。バブルと一緒になった時の水位はとても高かったから、これクラッシュしないようにしないとなと思ってました。音楽やるしかない。音楽は私にとって逃避でもあった」

 時代の風圧と戦いながら歌い続けていたユーミンは50周年を迎えた今、何を思うのかと問われると「喜んでくれる人がいるなら世のため、人のために音楽やるのも悪くないなと思ったんですね。そういうミッションががあったのかなって思います。ここまでやらせてもらえてるのは何か使命とか、意味があるんだなと思います」ときっぱりと語った。

 大みそかの「第73回紅白歌合戦」(後7・20)は特別企画に史上初の本人同士のコラボ「松任谷由実 with 荒井由実」として出演する。荒井由実の歌声を最新のAI技術でよみがえらせ、現在のユーミンとデュエットした最新曲「Call me back」が話題となっており、紅白のステージでも青春時代の自身と時空を超えての共演が注目されている。

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2022年12月15日のニュース