「鎌倉殿の13人」多少?尼副将軍・実衣“ツッコミ復活”にネット爆笑「視聴者代弁」三谷幸喜氏の心の声?

[ 2022年12月15日 06:00 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第47話。「私のこと殺そうとしたでしょう」と北条義時(小栗旬・右)に迫る実衣(宮澤エマ)。口ごもる北条時房(瀬戸康史)は義時が去った後…(C)NHK
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 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は今月11日、第47話が放送され、ついに「北条政子の大演説」(1221年、承久3年)が描かれた。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 稀代の喜劇作家にして群像劇の名手・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は大河8作目にして初主演に挑んだ。

 第47話は「ある朝敵、ある演説」。前回第46話「将軍になった女」(12月4日)、北条義時(小栗)に処罰されそうになった“尼副将軍”実衣(宮澤エマ)は「私のこと殺そうとしたでしょう」と迫る。

 義時「していない」

 実衣「(義時の目の前に移り)首をはねろって言ったでしょう」

 義時「言ってない。言ってないよな」

 北条時房(瀬戸康史)「…(口ごもる)」

 義時「(実衣の手を取り)我が妹。愛しき実衣。これからも、鎌倉のため、尽くしてくれ(立ち去る)」

 時房「言ってました」

 のえ(菊地凛子)が尼頭巾姿を褒め、自分も着けてみたいと語ると、実衣は「では1日も早く小四郎殿に亡くなってもらわないと。冗談よ」。朝廷との戦を避けるため、自分が犠牲になると義時が打ち明けると、実衣は「何だか気持ち悪いのよ。そうやって1人で格好つけてる感じが」「(義時の『多少、手荒なこともしましたが』に)多少?かなりの間違いでしょう」「格好よすぎなのよ」とつぶやいた。

 ドラマ序盤の実衣の“ツッコミキャラ”が復活。SNS上には「やったあ、実衣のツッコミ大復活」「冴える実衣ちゃんのツッコミw」「実衣さん、立場が軽くなって毒舌の鋭さが増したな」「実衣ちゃん視聴者の総意を代弁してくれたw」「実衣ちゃんのツッコミは、そのまま三谷さんの心の声にも聞こえた。カッコつけすぎて小っ恥ずかしい照れ隠しのような」などと爆笑と歓喜の声が相次ぎ、反響を呼んだ。

 次回、とうとう最終回「報いの時」(第48話、12月18日)。“最終決戦”「承久の乱」(1221年、承久3年)の合戦を迎える。

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