三浦瑠麗氏 岸田首相の防衛費増方針に「“官低党高”の中で全く根回しせずに出してきたんでビックリ」

[ 2022年12月15日 09:21 ]

三浦瑠麗
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 国際政治学者の三浦瑠麗氏(42)が15日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。岸田文雄首相が防衛費増額の財源の一部を増税でまかなう方針を示したことに言及した。

 岸田首相は13日、防衛費増額の財源の一部を増税でまかなう方針を強調した際に「今を生きる国民の責任」と表現。自民党は14日にこの表現を「今を生きるわれわれの責任」だったと修正した。政府関係者によると、事前に用意した発言案には「国民」と記されていたが、首相が上から目線だとして実際には「われわれ」に言い換えたという。政府は、防衛力強化に向け、27年度以降に必要となる毎年度約4兆円の追加財源のうち1兆円強を増税でまかなう方針で、財源として法人税、たばこ税の増税と復興特別所得税の転用を検討している。

 MCの谷原章介が「中身の具体的な説明がないまま、予算規模の1兆円ということだけが先行しています。どう思われますか?」と聞くと、三浦氏は「防衛費の中身の議論が足りないというのは、おっしゃる通り」としつつ、「問題はそこじゃなくて、実はやり方なんですよ。今、安倍官邸と違って岸田官邸って弱いわけです。つまり党が強くて官邸が弱い。こういうのを最近では“官低党高”みたいに言ったりするわけです。そういう構図の中で全く根回しができてないで出してきたんで私はびっくりしたんですよ。さぞかし根回しが進んでたんだろうって思ったら、何もないからこういうふうに党の税調でなっている」と自身の見解を述べた。

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2022年12月15日のニュース