モーリー氏 防衛費増問題に「総理、危ない橋をリスク覚悟で渡っているような気がします」

[ 2022年12月15日 11:11 ]

日本テレビ
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 ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏(59)は15日、レギュラー出演する日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。岸田文雄首相が防衛費増額の財源の一部を増税でまかなう方針を示したことに言及した。

 岸田首相は13日、防衛費増額の財源の一部を増税でまかなう方針を強調した際に「今を生きる国民の責任」と表現。自民党は14日にこの表現を「今を生きるわれわれの責任」だったと修正した。政府関係者によると、事前に用意した発言案には「国民」と記されていたが、首相が上から目線だとして実際には「われわれ」に言い換えたという。政府は、防衛力強化に向け、27年度以降に必要となる毎年度約4兆円の追加財源のうち1兆円強を増税でまかなう方針で、財源として法人税、たばこ税の増税と復興特別所得税の転用を検討している。

 コメントを求められたモーリー氏は「総理、危ない橋をリスク覚悟で渡っているような気がしますけど、日本の防衛をどうしたいのかっていう全体像を丁寧に説明して、国民の納得を勝ち取っていくっていうプロセスが必要だと思います」と見解を示した。

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2022年12月15日のニュース