NHKスペシャル「松本清張と帝銀事件」 “戦後最大のミステリー”今伝えたい重厚な真実とは

[ 2022年12月15日 05:00 ]

NHKスペシャル「松本清張と帝銀事件」で使用される事件当時の映像
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 12月29、30日にNHKスペシャル「松本清張と帝銀事件」(後9・00)が放送される。同局の取材力を結集させた人気シリーズ「未解決事件」の第9弾で“戦後最大のミステリー”と呼ばれた同事件の真相に迫る。

 連合国軍の占領下にあった1948年に帝国銀行の椎名町支店で銀行員ら12人が毒殺された。その犯人とされた画家・平沢貞通は無実を訴えたものの、獄中死した。

 警察は当初“軍関係者”を追っていたが真相は闇の中。当時、事件を追っていたのが作家・松本清張氏だった。今回は大沢たかお(54)演じる清張を主人公としたドラマパート(29日)と、ドキュメンタリーパート(30日)の2部構成となる。制作統括の松本卓臣氏は「松本清張の没後30年。今だからこそできる重厚な真実を伝えたい」と訴えた。

 企画が始まったのは6年前。「ある資料が見つかってからここまで到達した。そこから資料集め、事実の確認。真実に少しでも迫ることができたのでは」と胸を張る。年の瀬の大型特番で、日本の暗部に迫ることになる。

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2022年12月15日のニュース