菅井友香 夢は「大河ドラマ出演」 「新・幕末純情伝」沖田総司役「役に恥じない人間でありたい」

[ 2022年12月15日 05:10 ]

ポーズを決める菅井友香(撮影・藤山 由理) 
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 11月9日に櫻坂46を卒業した初代キャプテンの菅井友香(27)が、グループを離れてから初主演となる舞台「新・幕末純情伝」(来年1月28日~、東京・紀伊国屋ホールほか)への挑戦を前に、本紙に意気込みを語った。一人の女優として歩み出した菅井の夢は「大河ドラマ出演」。小学5年生から乗馬を続け、今回は刀を使った殺陣に初挑戦。“出陣”準備はできているようだ。

 劇作家つかこうへいさんの代表作で、新選組の沖田総司が実は女だったという物語。1989年初演で広末涼子(42)、石原さとみ(35)らが主演してきた。「卒業してすぐに新しい作品に出演できてうれしい。やるからにはこの役に恥じない人間でありたい」と力強く語った。

 天才的な剣術の腕を持つ沖田を演じるにあたり「マイ日本刀を買いました!」とほほ笑む。舞台用の模造刀を購入し、刀の出し入れや所作を勉強中。「あまり器用な方ではないので、最低でも1日1回は触る。“人斬り犬”の異名を持つ沖田のように、当たり前に刀を扱えることが役の説得力につながると思います」。女優魂に火が付いている。

 長年続けてきた乗馬も大きな武器。これまで国内大会で好成績を収め、流鏑馬(やぶさめ)にも挑戦。グループでは品のあるお嬢さまキャラを確立しただけに、一国の城主の姫役なども舞い込みそう。可能性が広がっていく。

 「役者を軸に、いろんなことにチャレンジしてみたい」と目を輝かせる一方で「まだ自分は経験も浅く未熟者。櫻坂の看板が取れた私を応援してくれる人がいるのか?と不安」と胸の内を語る。それでも、思いはぶれない。「度胸はグループ時代に培ったので、実力をつけるだけ。皆さんに愛されるような役者になりたいです」。真っすぐ伸びた背筋に自信があふれていた。(小田切 葉月)

 ≪広末、桐谷に続く起用≫菅井は20年「飛龍伝2020」で舞台初主演。同作で演じた神林美智子は沖田総司と並ぶ“つかこうへい2大ヒロイン”で、両方を演じたのは広末と桐谷美玲(32)のみ。菅井は3人目となる。神林は学生運動のさなか全共闘40万人を束ねる委員長。「自分と正反対な役を演じることで、知らない自分を知れることが楽しかった。狂気的な悪役とかもやってみたいです」と菅井。貪欲に演技の幅を広げていく。

 ◇菅井 友香(すがい・ゆうか)1995年(平7)11月29日生まれ、東京都出身の27歳。15年8月、欅坂46(現櫻坂46)の1期生オーディションに合格。17年1月にキャプテン就任。10年以上の乗馬経験を生かし、17年から日本馬術連盟の「馬術スペシャルアンバサダー」を5年間務めた。1メートル65、血液型AB。

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