加山雄三 船上ラストコンサート 直前に紅白出場発表で「皆さんにとってハッピーな年の瀬になるように」

[ 2022年12月8日 16:00 ]

「若大将クルーズ」で歌う加山雄三
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 年内でコンサート活動からの引退を表明している歌手の加山雄三(85)が8日、豪華客船「飛鳥2」の船上でラストコンサート「若大将クルーズ THE FINAL ~俺は海から生まれた男~」に臨むにあたり、取材会を行った。2000年から同船の名誉船長を務めており、この日は船長服で登場。「始まりがあれば終わりもある。寂しいけど、頑張ります」と笑顔を見せた。

 本公演が引退ステージの予定だったが、取材会の直前、NHKから大みそかの「第73回紅白歌合戦」へ特別企画としての出場が発表された。18回目の出場となり、最後のライブパフォーマンスを飾る。「なんでもけじめつけるのが好きなので、飛鳥2の海の上で歌うのが最後と決めていたけど…1カ月くらい前にお話があった。俺でいいのかと聞き返したけど、最後の最後に歌わせてもらえるなんて最高だと思いました」と振り返った。

 さらに85歳での出場は紅白史上最高齢。「この年齢になっても人前で歌を歌えるなんて、世界のどこにもいない。ギネスに載りそうだよね」と話しつつ、「人前で歌えるチャンスをいただけるなんてなかなかないこと。皆さんにとってハッピーな年の瀬になるよう、そのために頑張ろうと叱咤激励して行きます」と力を込めた。

 「若大将クルーズ」は12月6~8日に1回目のクルーズが行われ、7日にライブを実施。「海が男にしてくれた」など、全8曲を披露した。きょうから10日まで2回目が実施。あす9日に船上ライブとして最後のコンサートが開かれる。

 人の前で歌うことについては一区切りをつけるが、作曲などの音楽活動は継続。「音楽に関することは、全て生涯の親友です」と熱く語った。

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