中井貴一 「すべて父のおかげ」亡き父・佐田啓二さんへの思い吐露 紫綬褒章も「父の代わり」

[ 2022年12月8日 14:11 ]

中井貴一
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 俳優の中井貴一(61)が8日、テレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演。亡き父・佐田啓二さん(享年37)への思いを語った。

 芸歴42年で2020年には紫綬褒章を受賞した中井。「生涯で一番ぐらい」の花を送られたといい、「びっくりしました。お花ってこんなにいただくんだって」と苦笑。「こんなに大したことをしてしまったんだってことを、お花の量で感じましたね」とした。

 「子どもの頃というか20代ぐらいの時って、(紫綬褒章は)すごい大先輩が受賞していて、なんかおじいちゃんになったらもらうものって感覚だった」と中井。「最初にいただいたって聞いて、“おじいちゃんになっちゃった”と思ったんです。もうそんな年なんだって…自分の中では全然変わっていないので、とってもありがたいなというのはあったんですけど」と苦笑した。

 さらに「よく何周年(のお祝い)っていうのがあるけど、まったく興味がないんです。過去に興味がないので、だから、周年の意味が分からなくて、紫綬褒章も親父がもらったと思っているんです。父が37歳で亡くなってしまって、もらうべきとしては我が家では親父がもらうべきだったのが、いただけなかったので、それを僕が代わりにいただいたと思っているので、父の褒章だという気持ちがどこかにあるんだと思う」と父への思いを吐露した。

 この話に、黒柳も「お父様、喜んでらっしゃるでしょうね」としみじみ。中井は「どうなんでしょうね、ただ、本当に今、自分が仕事しているのはすべて父のおかげというか、父が僕に与えていることだと42年経っても思っている。そういう意味では本当に父の代わり、生きられなかった分を自分が生きなければなと強く思っています」と語った。

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2022年12月8日のニュース