中井貴一 父・佐田啓二さんの交通事故死の真相明かす 母からは「運命だった」と説明も

[ 2022年12月8日 16:10 ]

中井貴一
Photo By スポニチ

 俳優の中井貴一(61)が8日、テレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演。亡き父・佐田啓二さん(享年37)の死の真相を明かす場面があった。

 1964年、中井はまだ2歳半だった頃、佐田さんは交通事故で亡くなった。当時について中井は「父が亡くなった時は交通事故だったんですけど、運転をしていてくださった方の居眠りだったんです」とその死の真実を告白。「僕たちは子どもの頃、交通事故で死んだことは知っていましたけど、理由までは知らなかったんです。今はいろいろなニュースを見ても、何か事件が起こったら、“誰のせいだ!”と突き止めていく、これも時代の流れで当然なのかもしれないですけど、母は僕たちに一度も“誰のせいだ!”とは言わなかった」という。

 「俺がガキの頃に“親父はどうして死んだんだ?”“どういうふうに死んだんだ?”って聞いたんですけど、母は“運命だった”とかし言わなかったんですよね。“これがあなたのお父さんの運命だった!”って」と中井。「子どもながらに“運命ってなんだろう?”って思っていたんですけど、母はたぶん、姉と僕に、人を恨むということを植えつけたくなかったと思うんです。それを運命という言葉で教えてくれたんじゃないかなと思うんです。人を好きだから、俳優をやっているんだと思うので、母のおかげかなと思います」と母への感謝を口にした。

 父の死後、女手一つで姉とともに2人の子どもを育ててくれた母について「本当に怖かったですよ。もうこんな人いないです」と中井。「子どもの頃から僕だけが怖いと思っていると思ったら、意外と親戚の人がみんな“お母さん怖かったよね!”って、ついこの間言われたんですよ。本当に怖かったと思います。昭和3年生まれで170センチあったので…。本当にパーン!ってすぐぶん殴られましたし、子どもの頃は本当に痛い思いをさせてもらいました」と苦笑した。

続きを表示

この記事のフォト

2022年12月8日のニュース