羽生九段、30期ぶりB級1組での対局開始 山崎八段とお互い浮き尾車、王は中住まいの似た陣形

[ 2022年6月16日 12:13 ]

B級1組順位戦で山崎隆之八段との対局に臨む羽生善治九段(日本将棋連盟提供)
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 将棋の名人戦順位戦A級から昨年度陥落し、第81期の今年度は30期ぶりにB級1組で指すことになった羽生善治九段(51)が16日、大阪・関西将棋会館でその初戦に臨んだ。相手は同じくA級から陥落した山崎隆之八段(41)。午前10時に対局開始し、戦型は先手山崎の横歩取りへ進んだ。

 正午からの昼食休憩までに32手進み、お互い浮き飛車、王は中住まい、右の端歩は突き越す、似た陣形になった。持ち時間6時間のうち山崎が1時間18分、羽生は41分消費した。

 羽生はA級からの陥落が決まった3月、「(今期は)全般的に内容も結果も伴わなかった。反省点の多い1年。これを糧に次の新しい年度を迎えたい。(次年度の順位戦の)開幕までにコンディションを整えて迎えられたらいいなと思う」と語っていた。

 昼食メニューは山崎が他人丼、冷そばセット(やまがそば)、羽生がプレミアム和牛ハンバーグステーキのレギュラー(内山田)。12時40分に対局再開される。

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2022年6月16日のニュース