渡辺名人が新趣向の手披露 初日は65手目封じて指し掛け 名人戦第4局

[ 2022年5月20日 05:00 ]

渡辺明名人(右)と斎藤慎太郎八段の名人戦第4局は斎藤の先手で始まった(日本将棋連盟提供)
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 渡辺明名人(38)=棋王含む2冠=2勝、斎藤慎太郎八段(29)1勝で迎えた将棋の第80期名人戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)7番勝負第4局は19日、山口市の「名勝 山水園」で第1日が行われ、先手の挑戦者・斎藤が午後6時30分に65手目を封じて指し掛けとなった。

 今シリーズ初の相掛かり戦型となり、3連覇を狙う渡辺は自身の左香をただで差し出すうえに角成りを許す新趣向の一手を披露。対する斎藤は丁寧に時間をかけながら読みを入れ、1時間6分の長考を経て今7番勝負初となる封じ手を選んだ。

 消費時間(各9時間持ち)は斎藤が5時間6分、渡辺が2時間47分。第2日はきょう20日午前9時に再開する。

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2022年5月20日のニュース