乙武洋匡氏「完全無所属で」参院選出馬 有名候補者多数の東京選挙区大激戦に拍車

[ 2022年5月20日 05:00 ]

自身のYouTubeチャンネルで参院選東京選挙区に無所属で出馬することを表明した乙武洋匡氏

(16年は女性問題で断念/改めて政界へ強い意欲/) ベストセラー「五体不満足」の著者で作家の乙武洋匡氏(46)が19日、今夏の参院選東京選挙区(改選数6)に無所属で出馬することを発表した。20日、都内で記者会見を開き、改めて報告する。

 乙武氏は19日、自身のYouTubeチャンネルで「どの政党の支援を受けることもなく完全無所属で立候補させていただく」と決意表明。16年参院選で自民から出馬する方向だったが、女性問題の影響で見送られたことを振り返り「本当に情けない。私生活における不祥事で自ら道を閉ざしてしまった」と反省の弁を述べた。

 改めて政界挑戦を決めた理由について「実現したい社会を諦めきれなかった。生まれで有利、不利がある社会でいいのか。社会に多くの選択肢を用意し、生きづらさを抱える人を解消していきたい」と強調。無所属での出馬を「保守、リベラルとラベリングされた政党の船ではなく、乙武を応援したい方が全員乗れる船が必要だった」とした。

 東京選挙区には立憲民主党の蓮舫氏(54)や自民党が擁立したおニャン子クラブの元メンバーでタレントの生稲晃子(54)ら知名度のある候補がひしめいている。高い知名度を誇る乙武氏の参戦で、大激戦に拍車がかかりそうだ。

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2022年5月20日のニュース