天才ピアニストがNHK上方漫才コンテスト優勝 女性コンビでは36年ぶり3組目の戴冠

[ 2022年5月20日 21:58 ]

「第52回NHK上方漫才コンテスト」で優勝した天才ピアニストの竹内知咲(左)とますみ
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 結成10年未満の上方のお笑いコンビが争う「第52回NHK上方漫才コンテスト」が20日、NHK大阪ホール(大阪市中央区)で開かれ、天才ピアニストが優勝した。女性コンビとしては1986年の非常階段以来36年ぶり3組目の優勝となった。

 予選に106組が出場し、オーサカクレオパトラ、カベポスター、滝音、天才ピアニスト、ハイツ友の会、ファンファーレと熱狂、もも、隣人の8組が決勝へ進出。天才ピアニストは予選で「〇〇と言えば?」の漫才を披露。ももと同点となり、決選投票で決勝へ進出した。滝音との最終決戦では「不倫する女と不倫相手の妻」のコントを披露。初タイトルを手にしたボケ担当のますみ(35)は「漫才、コントの両方で賞レースでの初優勝。メチャうれしいです」と喜びを爆発させた。

 16年にコンビ結成。芸歴2年目でますみの「上沼恵美子のモノマネ」でいきなりテレビ出演を果たし、全国区で顔を知られるようになった。ただ、「ネタで知られるようになりたい」との思いはずっと持ち続けていた。

 一昨年に、上沼のモノマネを封印して、女芸人No.1決定戦「THE W」の決勝目前まで行き、ステップアップするキッカケになった。ツッコミ担当・竹内知咲(30)は「すぐそこまで来てる」と手応え。昨年1月から毎月単独ライブを開催して力をつけ、昨年の「THE W」での準優勝につなげた。

 2人の目標はもちろん「キングオブコントも、M―1でも優勝したい」。竹内、ますみとも「爪痕を残して単独ライブのチケットが即完するように」と願いを込めた。

 「NHK上方漫才コンテスト」は過去に、中田カウス・ボタン、オール阪神・巨人、トミーズ、フットボールアワー、笑い飯や、最近ではかまいたちや和牛、ミキが優勝し、飛躍の第一歩としている。

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2022年5月20日のニュース