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稲葉陽八段が谷川九段に勝利し、王将戦7期連続の2次予選進出 初のリーグ入りを目指す

[ 2022年5月20日 19:13 ]

谷川浩司九段(左)に勝利し、第72期ALSOK杯王将戦2次予選に進出した稲葉陽八段
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 将棋の第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の1次予選第10組決勝が20日、大阪・関西将棋会館であり、稲葉陽八段(33)が谷川浩司九段(60)に128手で勝利した。稲葉は7期連続の2次予選進出。昨期2次予選決勝で敗れ、そのまま奪取した藤井聡太王将(19)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=に挑む戦いへと駒を進めた。

 戦型は角換わり。先手谷川の攻勢が長く続いたが、その代名詞光速流を粘り強い受けでしのぎ、106手目△8七銀から反撃に転じて一気に寄せ切った。

 「はっきり苦しいくらいに攻め込まれてしまった。△8七銀と打って攻めの形が作れた。(120手目)△3六角から複雑になったかと思った」

 過去6期は2、もしくは3勝で進出できる挑戦者決定リーグ入りをことごとく逃してきた。今期の目標も当然そこに定める。昨期の2次予選決勝の藤井戦。「最後予定変更した。後で調べると、変更しなければチャンスはあった」と振り返る、当時の忘れ物を取り返しに行く戦いとなる。

 来月開幕する名人戦順位戦では2期ぶりにA級復帰を果たし、共に昇級した藤井と挑戦権を争う10カ月の戦いに参入する。この日、山口市で行われた名人戦第4局は渡辺明名人(38)が勝利し、3連覇へ王手をかけた。

 自身も5年前、名人初挑戦を果たし、棋界最古のタイトルに2勝4敗と接近した。今月28、29日に岡山県倉敷市で予定される第5局では副立会人を務める。名人戦に立ち会うのは挑戦者としての出場以来。「近くで見たらまた、あの場所に立ちたいという思いを抱くのかも知れない」。新たな刺激を得て、長丁場の戦いに臨む。

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