広瀬すず 女優として直面している壁「感情が沸いてこないというか…人生経験がまず足りないんだなって」

[ 2022年5月16日 13:22 ]

広瀬すず
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 女優の広瀬すず(23)が15日放送のTBS「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)に出演。直面している壁について語る場面があった。

 インタビュアーの予備校講師でタレントの林修から「今だから語れる挫折は?」と聞かれた広瀬は「まさに今ですね」と即答。「本当に『流浪の月』で、自分が見て見ぬふりをしていた、何も感情に触れられなくなった瞬間がずっとあって。それに2年ぐらい逃げていたんですけど」と続けた。

 林から詳しい説明を求められると、広瀬は「何というか、感情が沸いてこないというか」とポツリ。「(共演者が)見えてないんです。見てるんだけど、立体的にならなくて、生っぽくないというか。機械のように言葉が出てくるんです、セリフを覚えているから。それがすごく気持ち悪くて、でも、それが2、3年あるのかな」とした。

 「それが自分の中で内心焦っていて、自分の発信の感情が湧いてこないんですよね。相手からもらう感情だったら、どこまででも入ろうと頑張れるんですけど、自分から怒るとか、何ですか!っていうシーンとかが何もできなくて、役柄的だったり、積極的で芯の強い女の子が多いんですけど、その子の信念を伝える瞬間ができないんです。感情が感じられなくて。でも、『流浪の月で』でやっと少し相手の感情も久々にここまで感じられたなというか」と語った。

 「“みんな通る道なんじゃない?”って言われてたりするんですけど、もはやどうしていいかわからないので、どうしようって…」と苦笑。「どうしようって思うんですけど、人生経験が少ないなって思って、ずっと14歳から仕事をして、就職の感覚も知らないし、高校受験とかも知らないし、学校生活も人よりも足りないし、その中で自分で道を選んで、こういうふうになるんだ!って夢を持つ感覚よりも、割と人に導いてもらう方が多かったので、人生経験がまず足りないんだなっていうことはすごい感じていますね」と明かした。

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2022年5月16日のニュース