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鶴嶋乃愛 ドラマ2本出演の春 「自分にない部分を引き出すのは楽しい」

[ 2022年5月6日 08:20 ]

最近の活動について語った鶴嶋乃愛
Photo By スポニチ

 【牧 元一の孤人焦点】モデルで女優の鶴嶋乃愛(20)が今春、2本のドラマに出演している。TBS「村井の恋」(火曜深夜0・58)の双子の姉・西藤悠加役とテレビ朝日「恋に無駄口」(土曜深夜2・30、ABCテレビ制作)の生徒会長・詰出麗華役だ。

 鶴嶋は「どちらも高校生。ずっと、制服を着る役をやりたいと思っていたので、うれしいです。2人ともツインテールだけれど、キャラクターが全く違うので、演じ分けています」と話す。

 2019年にテレビ朝日「仮面ライダーゼロワン」のヒロイン・イズ役で女優デビュー。イズはAI搭載の人型ロボットで、無機質な存在だったが、今春の2作では人として強い個性を発揮している。

 「イズを見ていただいていた方々には、新鮮だと思います。悠加は天真らんまんで『キャー!』とか『ワー!』とか言うんですけど、テンション感が私自身とは正反対。麗華は絵に描いたようなツンデレですけど、私自身は普段ツンデレした記憶がないんです。悠加はセリフを言う時に声を張らなければいけないので、事前に筋トレもしました。2つの役を演じて、自分にない部分を引き出すことはこんなに楽しいんだ!と思いました」

 最近の活動はモデル業と女優業にとどまらない。ファッションブランド「ロマンシュアル(Romansual)」で“非日常を味わえる服”をプロデュース。TV Bros.WEBでエッセー「微睡む花の様に」を連載中だ。

 「興味があることには全部挑戦していきたいんです。自分にしかできない表現をみなさんに届けることができたらいいなと思っています。エッセーの文章は、お風呂につかっている時にまとめることが多いです。私は、ほかの人が素通りするような出来事に敏感に反応してしまったり、誰かの言葉に対して人の10倍くらい考えをめぐらせてしまったりするタイプなので、書くことがあるんだと思います」

 元々、読書が趣味で、文章を書くことが得意。約2年前に取材した際には、小説執筆への意欲を明かしていた。

 「今、小説は書きたいテーマがだんだん定まりつつあって、タイトルの候補も3つくらいあります。タイトル自体を伏線にしたいので、先にタイトルを決めたいんです。まだ小説をしっかり書いたことがないので、よりきれいにまとめられるように、いろんな本を読んで勉強しています」

 読書と並ぶ趣味が「深く考えること」。最近は、「村井の恋」「恋に無駄口」の両撮影現場で共演者らから「不思議な子だね」と言われたことについて熟考したという。

 「私にとって普通のことがみなさんから不思議だと言われてしまう…。その理由を考えてみたんですけど、1つは食事の面。私は甘い物が好きなので、夕飯をケーキにしたりします。その話をしたら、スタッフさんから『マリー・アントワネットみたいだね!』と言われたんです。もう1つは趣味の面。私はアニメでは魔法少女系が好きなんですけど、同世代で見ている人が少ないんです。音楽では昭和歌謡が好きだったり、同世代の人たちと趣味が違うことが多いです。私からすれば、みなさん一人一人が違って、不思議なんですけど」

 イズ役で女優デビューした時は10代だったが、既に20歳を超え、今月24日には21歳となる。

 「成人式の後、自分に必要なものと必要ではないものを明確に分けられるようになりました。人間関係もその1つで、10代の頃は、みんなから嫌われないようにしようという思いが強かったけれど、今は、大事にしてくれる人と支え合いたい、大事なものを守っていきたいという思いが強いです」

 今回、取材した実感としては、10代の頃より活力が増した印象。この約2年間の活動での成長と現在の充実ぶりがうかがえた。

 「いろんな現場に行くので、いろんなことを教えていただいて、いろんなものを吸収しています」

 そこで得たものは、きっと、これから書く小説にも生かされるだろう。

 ◇鶴嶋 乃愛(つるしま・のあ) 2001年(平13)5月24日生まれ、高知県出身の20歳。13年、「第21回ピチモオーディション」でグランプリ受賞。同年からファッション誌「ピチレモン」専属モデル。16年から20年8月まで「Popteen」専属モデル。20年7月に初のフォトブック「恋と呼ばせて」を発売。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局総合コンテンツ部専門委員。芸能取材歴30年以上。現在は主にテレビやラジオを担当。

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