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多芸多才、完璧追い求めた渡辺裕之さん 親交ある芦川よしみ「勉強家でこだわりが強い人だった」

[ 2022年5月6日 05:00 ]

渡辺裕之さん死去

03年、叙々苑カップの第4回芸能人ゴルフチャンピオン決定戦でティーショットを放つ渡辺さん
Photo By スポニチ

 3日に自宅で急逝した渡辺裕之さんは多芸多才な人生で知られていた。仕事にも趣味にもストイックで完璧主義者。ゴルフやドラムはプロ級の腕前。とことん突き詰める性格から生まれた鋼のような肉体は、大正製薬「リポビタンD」のCMなどの仕事で存分に生かされた。

 一度始めたことはとことん突き詰めるタイプ。プロ級の腕前だったゴルフはベストスコアが70を切り66を記録したこともあった。ドライバーの飛距離は280ヤードを超えるほどだった。ドラマ「愛の嵐」などで共演し親交があった芦川よしみは、本紙の取材に「何に対しても勉強家でこだわりが強い人だった」と振り返った。

 新型コロナウイルス感染拡大前までは、年2回のゴルフコンペに一緒に参加。「コンペ中なのに熱心な指導を始めてしまい、スタート時間が遅れてしまったこともありました」と、熱く生真面目な性格の一端を明かした。

 ドラム演奏のキャリアも長かった。10歳の時にボーイスカウトで出合って、熱中。14歳の時にはキャバレーやバーで演奏し、俳優デビュー後もスティックを握り続けた。3人組バンド「渡辺裕之トリオ」を結成し、今年3月にも神奈川県逗子市内でジャズライブを行っていた。

 カメラ、スキー、乗馬と、インドア、アウトドアに限らずさまざまなものに夢中になった。スキューバダイビングやパラグライダーはライセンスを持ち、書道では初段を取得した。一度興味を持つと、人並み以上になるまでやめなかった。

 その研究熱心な性格は仕事にも発揮された。渡辺さんは実家が写真館だったこともあり、芦川は「自分が一番格好良く見える角度や、カメラの位置まで計算して演技していた」と共演時を振り返った。

 そんな渡辺さんが日課にしていたのがゴミ拾い。「自分の町が汚れるのはイヤだから」と1人で始めたが、その姿を見た近隣住民も参加するようになっていった。近所に住む70代女性は「朝7時半から率先してゴミ拾いをされ、ゴミ袋を両手に持って歩道の植え込みの缶や瓶、生ゴミを拾う姿などを、隣の町でも見るほどだった」と話した。

 何事にも真剣に取り組み、周りへの気配りも忘れなかった渡辺さん。芦川は「自分より他人を大事にする人だった。そんなナベが周りを泣かせるようなことをするなんて信じられない」と声を振り絞った。

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