藤井王将 王座戦1回戦で大橋六段と対局開始 ピンクのズボン姿の大橋には直近まで3連敗

[ 2022年5月6日 12:08 ]

王座戦挑戦者決定トーナメント1回戦で大橋貴洸六段と対局した藤井聡太王将(日本将棋連盟提供)
Photo By 提供写真

 将棋の藤井聡太王将(19)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=が6日、大阪・関西将棋会館で、第70期王座戦挑戦者決定トーナメント1回戦に臨み、大橋貴洸(たかひろ)六段(29)と対局した。午前10時開始の将棋は振り駒の結果、大橋の先手。戦型は矢倉へ進み、藤井は王を中住まいに構えた。正午からの昼食休憩までに34手進み、昼食メニューは藤井が珍豚美人(イレブン)、大橋は肉うどん(こがらや)を注文した。

 例年9月開幕の5番勝負で永瀬拓矢王座(29)への挑戦権を争うトーナメント1回戦。藤井にとって第1局に先勝した叡王、そして棋聖、王位を防衛し、王座戦トーナメントで4連勝すれば6冠目となる5番勝負に進出できる。

 その初戦に迎えた、大橋という強敵。16年10月に四段昇段した同期生には、初対戦から連勝したがその後3連敗した。藤井が3連敗したのは、初対戦から6連敗した豊島将之九段(32)との2人しかいなかった。

 そして対局同様に注目されたのが、服装。スーツが紺の上下にストライプのネクタイだった藤井に対し、大橋はピンクのズボン姿で現れた。上着はグレーで、ネクタイは落ち着いた黄色。対照的な両者が午後からの戦いに備えた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年5月6日のニュース