吉田正&ラオウの初アベック弾 オリックス青学コンビで37年ぶり11連勝! 中嶋監督「長打ってすごい」

[ 2021年6月24日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス3-1日本ハム ( 2021年6月23日    京セラD )

<オ・日(10)> 11連勝し、笑顔をみせる(左から)紅林、吉田正、杉本 (撮影・平嶋 理子)                        
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 オリックスは23日、日本ハムを3―1で破り、阪急時代の1984年以来、37年ぶりの11連勝へ伸ばした。吉田正尚外野手(27)と杉本裕太郎外野手(30)の初アベック弾を含むソロ3発で主導権を握り、継投で守り切った。7カード連続勝ち越しは97年以来、24年ぶり。京セラドーム8連勝は球団新記録だ。25年ぶり悲願のリーグ制覇へ、投打とも隙は見当たらない。

 破壊力抜群の中軸が初のアベック弾で、どこまでも続く連勝街道を照らし出した。1―0の3回2死、まずは吉田正がひと振りで流れを引き寄せた。

 「最近、あまり打球が上がっていなくて、納得のいくスイングができていなかった。練習から強くスイングをかけていたので、いい方向に行ったのかな」

 池田の浮いてきた変化球を強振。バックスクリーン左に5月28日ヤクルト戦以来、19試合84打席ぶりの13号ソロを打ち込んだ。

 吉田正が沈黙を破れば、青学大の2学年先輩、杉本も負けてはいない。1点差に迫られた直後の6回1死、スライダーを左翼席へ運ぶ15号ソロ。学生時代以来、プロでは初のアベック弾に「最終的に(本塁打数は)アイツには勝てないので、今だけでもうれしいです」と笑い、吉田正も「先輩、調子いいので。何とか食らいついて、チームで切磋琢磨(せっさたくま)すれば、いい方向に行く」と穏やかな笑みだった。

 中嶋監督も「2人の長打は頼りになる。長打ってすごいな…と思って見ていました」と度肝を抜かれた一発攻勢だった。前回の11連勝は入団前。「入ってないから」と苦笑いし、「言われたら知っている方たちが作った記録。凄いメンバーだったんだと改めて思う」と歴史の重みをかみしめる。ただ指揮官にとって数字はあくまでも結果の積み重ね。「いろんな記録を拾ってきてくれるけど、正直、ピンと来ない。とりあえずは目の前の試合」と次戦へと目を向けた。

 杉本は連勝の要因を投手との信頼関係に挙げる。「投手がいいので、それが一番。大量点を与えないので、打つ方にリズムが来る」。投打がかみ合い、お互いの信頼で、絆はより太くなってきた。一丸となって25年ぶり悲願の頂点へと歩む。(桜井 克也)

 《阪急時代の84年の13連勝以来》オリックスが6日中日戦から1分けを挟み11連勝。チームの11連勝以上は、阪急時代の84年5月24日から6月8日に13連勝して以来37年ぶり。また、京セラドームでは5月30日ヤクルト戦から1分けを挟み8連勝とし、08年7月の7連勝を抜く同球場での球団最多連勝になった。

 《ブーマー助っ人初の3冠王》▽84年の阪急ブレーブス 3、4月を13勝11敗2分けの2位で通過。5月24日から11年ぶりの13連勝で独走。6年ぶりの優勝を決めた。4番のブーマーが外国人選手初の3冠王。2年目で正捕手を務めた藤田浩雅が22本塁打、69打点で新人王。今井雄太郎が21勝と防御率2・93で2冠。救援転向の山沖之彦が11勝15セーブで最優秀救援に輝いた。広島との日本シリーズはブーマーが徹底マークにあい、3勝4敗で敗れた。

 《ロス五輪の野球で金メダル》▽84年の主な出来事 7月28日にロス五輪が開幕。野球は初めて公開競技となり、日本代表は決勝で米国を下して金メダル。他に柔道・山下泰裕、体操・森末慎二らが計9個を獲得した。3月の江崎グリコ社長誘拐を発端に、日本犯罪史上初の未解決事件となったグリコ・森永脅迫事件が発生。11月には1000円札=夏目漱石、5000円札=新渡戸稲造、1万円札=福沢諭吉の新紙幣が発行された。ヒット曲は郷ひろみ「2億4千万の瞳」、チェッカーズ「涙のリクエスト」など。

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